2022-01-27 (Thu)
11:39
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筋繊維はトレーニングをすると遅筋化する
筋繊維には、大きく分けると瞬発力に優れた速筋繊維と持久力に優れた遅筋繊維があります。
これらの筋繊維の割合は個人個人で異なり遺伝的要因が強いとされていますが、トレーニングをしても筋繊維の変化は起こります。
速筋繊維の中にもより瞬発力に優れたタイプⅡxは、持久的なトレーニングをするとより遅筋繊維に近いタイプⅡaにシフトしていきます。
人間の場合、そこから遅筋繊維であるタイプⅠにシフトすると言う報告はないようですが、動物では遅筋繊維であるタイプⅠに変わってしまうことが分かっています。
動物で変化が起ると言うことは、人間でも同じようなことが起こる可能性があると考えることができるでしょう。
では、持久的なトレーニングではなくて、筋力や瞬発的な能力を高めるトレーニングをした場合はどうなるのでしょうか。
例えば、ウエイトトレーニングで大きな筋力を発揮し筋肉を大きくするようなトレーニングを繰り返した場合、遅筋繊維が速筋繊維に変化することがあるのでしょうか。
結論からすると、それは残念ながら起こりません。
動物にレジスタンストレーニング(筋力トレーニング)をさせることは難しいので、人間の筋肉を採取して調べられた研究がいくつかあります。
そして、そのほとんどがタイプⅡxからタイプⅡaに移行すると言う結果が出ています。
つまり持久的なトレーニングをした時と同じような変化が起こると言うことなのです。
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