2022-01-25 (Tue)
09:46
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運動をしなくても熱を発生させるタンパク質
熱に関する研究に大きな影響を与えたのがUCP(ミトコンドリア脱共役タンパク質)と言うものです。
UCPは、細胞のミトコンドリアの中に存在しています。
脂肪のエネルギーを分解する反応系とATP(アデノシン三リン酸)を合成するシステムとの繋がりをカットしてしまうと言う特徴があります。
では、これで一体何が起こるのかと言うと、脂肪を分解して得られたエネルギーがATPを作ることなく熱になって逃げていくことになります。
つまり、運動をしなくても身体から熱が発生すると言うことです。
熱生産と聞くと褐色脂肪細胞を思い浮かべる人も多いかもしれません。
褐色脂肪細胞の中にあるUCPは、最初に見つかったのでUCP1と言います。
UCPの遺伝子には、多型があり個体差があります。
人間の場合、正常なUCP1を問題なく作ることができる人と、作れない人がいることが分かっているようです。
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