2022-01-22 (Sat)
08:57
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物が動かないと筋肉が仕事したことにならない
実際の運動パフォーマンスでは、パワーが非常に重要になります。
物を持ち上げると言う行為は、筋肉の動きとしてはアイソメトリック(等尺性筋収縮)からコンセントリック(短縮性筋収縮)になります。
力を出していてもギリギリ負荷が持ち上がらないところが等尺性最大筋力に等しい力になります。
負荷が軽くなるに従って徐々に持ち上げるスピードが上がってきます。
ここで筋肉がコンセントリックな収縮をしていることになります。
等尺性最大筋力を発揮している時は、速度がゼロなので筋肉はエネルギーを使っていない状態になります。
力を出しているけど仕事をしてないと言うことになるのです。
実際は、熱と言う形でエネルギーは生産されていますが、力学的な視点だけで見ると、いくら行っても疲れない状態であると言うことになります。
一方でコンセントリックでは、筋肉が出している力とどのくらい物を動かすかと言う距離によって仕事の大きさが決定されます。
同じ力を作用させて一定の距離を動かす場合、筋肉の仕事は、力×距離で求めることができます。
負荷が重ければ重いほど筋肉の仕事は大きくなり、軽くなれば小さくなります。
最終的に負荷がゼロになって最大速度を出している時は、速度は大きくても力がゼロなので仕事はゼロになります。
力を発揮して物を動かさないと筋肉は仕事をしたことにはならないのです。
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