2022-01-21 (Fri)
11:10
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辛さにも様々な種類がある
辛かった出来事を書き出してみたら次にその時の気分を明確にしていきます。
「とにかく辛かった」「最悪だった」とかでは範囲が広過ぎてしまい、辛さの原因を特定することができません。
例えば、「憂鬱」と「無力感」とではあらわすものが異なります。
無力感の場合、自分には状況をコントロールできないと言う圧倒される感じが含まれます。
下記の言葉リストを参考に、自分の気分にぴったり合うものを見つけてみましょう。
しっくりこない時は、「情けない」「自己嫌悪」「腹立たしい」など別の言葉を使っても良いです。
あなたの気分にぴったりの言葉はどれ?
気分をあらわず言葉リスト
憂鬱、むなしい、悲しい、傷ついた
無力感、みじめ、絶望、がっかり
怯え、屈辱、うんざり、罪悪感
失望、パニック、心配、不安
恥ずかしい、困惑、恐怖、緊張
イライラ、怒り、くやしい、興奮
無我夢中、神経質
気分をあらわす言葉リストを見て、全てに当てはまる気がする時は、辛い気分に圧倒されている証拠です。
時間がかかっても気分を客観的に見る練習をしていきましょう。
気分と思考を切り離そう
気分を言葉にあらわす練習は、とても大切なことです。
毎日続けるうちに、辛い気分に飲まれにくくなっていきます。
自分を苦しめる思考と思考がもたらす気分とを分けて考えられるようになるからです。
気分の特徴は、一言であらわせることができます。
思考の場合は、「怒られたらどうしよう」と言うような文章の形になります。
この点に注目をすると気分と思考を切り離しやすくなります。
また、辛い時に生じる気分は、一つとは限りません。
多くの場合、三つくらいの感情を選ぶとその時の気分を正確に表現することができます。
気分と思考を区別する練習
心を整理する為のトレーニングに挑戦をしてみましょう。
下記の言葉が「気分」「思考」のどちらに当てはまるかを考えてみましょう。
Q
1.私はどうしようもない
2.腹が立つ
3.何もするきにならない
4.はずかしくて耐えられない
5.イライラする
A
1.思考
2.気分
3.思考
4.思考
5.気分
Q4は、はずかしいだけなら気分になりますが、耐えられないは頭の中の思考になります。
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