2022-01-19 (Wed)
09:08
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「力」「エネルギー」「パワー」とは?
エネルギーと力と言う単語は、世間では混同されているケースが多いかと思います。
例えば、背筋力計を思いきり引いている時、顔を真っ赤にしてブルブルと震えているとエネルギーを使っていると誤解されがちです。
これは力を出しているけどエネルギーを発揮していることとは異なります。
筋肉が発揮する力学的エネルギーとは、「ある力をどのくらいの距離にわたって作用させたか」と言うことになります。
物理用語では、これを「仕事」と呼びます。
仕事を求める式は、力(F)×距離(X)です。
物を持つ場合、ただ支えているだけでは仕事になりません。
質量×重力加速度と言う力を距離だけ持ち上げることで初めてその積であるエネルギーを筋肉は発揮した、あるいは消費したと言うことになります。
力には、目に見えないものも含まれています。
背筋力計のように筋肉が力を出していても物が動かないと言うことがあります。
一方で力学的エネルギーを発揮するには、外から見ても分かる動きをしていないといけません。
この理屈を踏まえておかないと、筋肉が収縮したり筋力トレーニングを行ったりした時にどのようにエネルギーを使うかと言うことを見誤ってしまいます。
筋肉が大きな力を出すと言うことと、大きなエネルギーを発揮すると言うことは、別の物として考える必要があります。
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