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2022-01-18 (Tue) 10:12

辛さの原因と向き合うには、特に辛かった場面を振り返る

この一週間で辛かったことは?
心が辛い時は、辛い気分に圧倒され何も考えられなくなるものです。

ですが、この先少しでも気分よく、穏やかに送生活をられるようにするには、どこかで「辛さの原因」と向き合う必要があります。

まずは、この一週間で辛かったことを思い出してみましょう。

特に印象的だったことは何でしょうか?

どんなにささいなことでも良いのです。

落ち込みや不安、怒りなどが強く生じ気分が動揺した出来事から自分が抱える辛さの原因を探ってみましょう。

辛い状況をリアルに思い出してみよう
辛い出来事が多く、一つに絞れない時は、直近の出来事を選びましょう。

辛かった状況と気分、頭に浮かんだことをより具体的に思い出せることでしょう。

出来事を特定出来たら、シートに記入をしましょう。

身体の変化も見逃さないように、緊張して冷や汗をかいた、胸がドキドキして苦しかった、などの症状があれば、合わせて書き留めておきます。

このような身体の症状が気分の動揺を強くし、認知の歪みを悪化させることもあります。

憂鬱さが強い時は、身体が重く、朝起きられないと言う症状が代表的です。

不安な時は、冷や汗や手の震えが、怒りが強い時は顔のほてりや筋肉のこわばりなどが生じます。

特に辛かった場面を記入してみよう
嫌な出来事シート
例)

いつ?
3月27日18時

どこで?
会社のデスク

何があった?
先輩に「先週頼んだ資料、どうなった?」と聞かれた。
新しいプロジェクトの打ち合わせのことばかり気にしていて、途中までしか進めてなく期日を過ぎてしまった。
「すみません、まだ途中で、、」と答えると「残りは俺がやっておくから大丈夫だよ」と言われた。

シートに出来事を書き出す時は、事実に即した情報を記入しましょう。

誰かに嫌なことを言われた場合は、その言葉をできるだけ具体的に書いておくようにしましょう。

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2022-01-18

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