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2021-12-13 (Mon) 10:30

感覚と心理、カクテルパーティー効果、視覚、色

カクテルパーティー効果
私たちは、日々様々な刺激を常に受けています。

その情報量は、膨大であり私たちは全てを認識して反応しているわけではありません。

膨大な情報量から注意したものに関する刺激を優先的に認識して反応をしています。

この注意する刺激は、その人のその時の目的や意図、またはこれまでの知識・経験によって異なり選択的に行っています。

これを選択的注意と言い、一つの箇所にとどまらずに前後関係や目的や意図の変化によって選択的注意は移動していきます。

選択的注意が聴覚で起ることをカクテルパーティー効果と言います。

カクテルパーティー効果によって騒がしい場所であっても会話をしている相手の声と話をしている内容がしっかりと効き取れたり、騒がしい中から自分に関する情報や興味のある情報に関してはっきりと聞こえてきたりします。

選択されなかった情報に関しては、全く知覚されていないと言うわけではなくて、

騒がしさが人の声によるものであったとか、音楽によるものであったとか、話している人たちは女性が多かったとか、男性が多かったなどのあいまいな情報は認識されています。

しかし、注意を向けていない会話の内容や音楽のメロディなどは認識されていません。

視覚(錯覚と錯視)
錯覚
全ての感覚における自己認識の誤りを錯覚と言います。

錯視
錯覚の中に含まれる視覚的な部分を錯視と言います。

色の作用によって人間の心理的な部分が様々に変わっていきます。
場合によってはストレスを与えてしまうこともあります。
色の組み合わせによって見る人には不快感を与えてしまうことがあります。

色による心理作用
色は様々な人間の感情や気分を変化させます。
色彩と人間の心の感情の繋がりを見出したのがゲーテです。
ゲーテの著書に全ての色は白と黒とは対立関係にあり、その間の中で色彩論として論じています。
その色彩の中でも主要色があり、黄色、青色、赤色、緑色を主要代表としています。

黄色
明るい、強い、暑い、近くに見えるなど

青色
暗い、弱い、遠くに見えるなど

赤色
興奮、鮮血のイメージ

緑色
鎮静

目と視覚による三原色
目の中の網膜の錐体細胞は、赤色、青色、緑色の三原色に反応して三食をしっかりと区別し、その三原色を見分ける細胞が黄色やオレンジ色などを見分けられます。
その色の色彩は三原色を明度、飽和度によって様々な色を識別することができます。
その目で見た、細かな色に対して様々なイメージ(心理状態)を作り出します。

本当の月を見ていない
夜、月を見ると何㎝くらいに見えるでしょうか。
月の直径は約3476kmあります。
普段私たちが見ている月とは大きさが全然異なります。
これも一種の錯視であり、見えている物が本物の姿形と異なる現象も錯視のトリックになります。

既視体験(デジャヴェ)
初めての印象や見る物を以前にも体験したことがあるように感じることです。

未視体験(ジャメヴェ)
日常的に経験していることを、それを初めて体験するように感じることです。

これらの体験はてんかんや中毒の際にも認められます。

カプラグ症候群
よく知っている人を未知の人と思ったり既知の人物と瓜二つであると思うことです。

フレゴリの錯覚
色々な物に対して同一人物が変装していると思うことです。


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2021-12-13

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