2021-12-10 (Fri)
09:42
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お昼過ぎに眠くなるのは
会社や学校で仕事中や勉強中にも関わらず、お昼過ぎに眠くなってしまう経験を多くの人がしたことがあるのではないでしょうか。
午後に出る強い眠気は、その後の作業効率を低下させることにもなります。
原因としては睡眠不足が考えられますが、睡眠不足でなくても午後の強い眠気が出ることが判明しています。
睡眠不足以外では、昼食で糖質の多い食事をした場合にも眠気が出やすくなります。
これは血糖値が関係しています。
糖質の多い食事をしてしまうと血糖値が上がり過ぎてしまい、それによってインスリンも多く分泌されます。
その結果、血糖値が急降下して眠気を感じてしまいます。
お昼過ぎの眠気を防ぐには、昼食で糖質を多く取り過ぎないことが防止に繋がります。
また、強い眠気に対して有効な手段としては短時間嗣明があります。
短時間睡眠をすると作業効率アップ
午後の強い眠気に対して有効な手段に短時間睡眠があります。
つまり昼寝になりますが、これは約20分程度の短い睡眠を取ります。
ですが、単純に20分寝れば良いと言うわけではありません。
20分の中に睡眠の段階おけるステージ2が数分間継続していることが重要とされれています。
実験の結果によると、短時間睡眠でステージ2がある程度発生したのを確認してから対象者を起こした場合、覚醒後の作業効率が向上することが判明されているようです。
午後に強い眠気を感じたら、浅すぎず、深過ぎずが良いと言うことになります。
昼過ぎにに強い眠気を感じたら約20分程度の短時間睡眠、昼寝を取り入れるとその後の作業効率を高めることができるでしょう。
ですが、短時間の睡眠でも起きた後に睡眠慣性による眠気、疲労感が出る場合があります。
短時間睡眠を効果的に高めるには、起きた後に睡眠慣性を低減させる必要があります。
その方法としては下記のようなことが有効です。
カフェイン
カフェインは眠気防止としてよく知られています。
口から摂取された場合、カフェインの効果が出るまで約15~30分程度かかります。
なのでコーヒーなどカフェインを含む飲み物を飲んだ直後に20分間の短時間仮眠を取れば、ちょうど起きるくらいの時間にカフェインの効果が出始めてきます。
それによって睡眠慣性を減少させることができます。
この方法は生理心理学の実験で効果が確認されています。
光の照射
視床下部から分泌されるメラトニンが睡眠に影響を与えています。
メラトニンの分泌量が増えてくると眠気を感じるようになります。
光を浴びるとこのメラトニンの分泌を抑制してくれるので、眠気の改善に繋がります。
これを利用して短時間睡眠から起きた直後に2000ルクスの光を約1分間浴びることで睡眠慣性が減少します。
一般的なオフィスの明るさが約400ルクスになるので2000ルクスは少し明るさの強い光になります。
洗顔
洗顔は眠気を覚ますのに有効な手段として伝統的に実践されています。
短時間睡眠の直後に約25℃の常温の水で洗顔すると睡眠慣性が減少したと言う報告があります。
しかし、洗顔の効果は短時間で長くは続かないことも分かっています。
洗顔は一時的ですが睡眠慣性を減少させてくれます。
音楽
自分が好きな音楽を聴くことで感情が生起することが知られています。
短時間睡眠の直後に自分の好きな音楽で興奮性のある楽曲を聴かせると睡眠慣性が減少することが知られています。
ただし、ここで重要なのは興奮性よりも自分が好きな音楽であるかどうかです。
実験によると自分が好きではない音楽では、睡眠慣性は減少したもののその後の作業効率は向上しないと言う結果が報告されているそうです。
お昼過ぎに強い眠気を感じたら20分程度の短時間睡眠をして、上記のような睡眠慣性を減少させる方法と組み合わせることでより短時間睡眠の効果を高めてくれます。
その後の作業効率も高めてくれますので実践してみると良いかと思います。
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