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2020-05-16 (Sat) 15:22

足関節と足

足関節は脛骨、腓骨、距骨によって形成される。

距骨の下には踵骨が位置し、脛骨、距骨と共に体重支持に貢献している。

足部の中央には、足根骨と呼ばれる5つの骨がある。

※足根骨=舟状骨、内側けつ状骨、中間けつ状骨、外側けつ状骨、立方骨

足根骨の前方には5つの中足骨があり、それぞれ5本の足趾に連結されている。

拇指には、基節骨、末節骨の2つの足趾がある。

他4本の足趾には基節骨、中節骨、末節骨、の3つの趾骨がある。

以上足には26個の骨がある。

 

関節

脛腓関節 

脛骨と腓骨との間の関節。この関節は靭帯結合の半関節に分類される。

距腿関節(足関節)

 蝶番関節に分類される。

距骨下関節

 距骨と踵骨の間の関節。滑走節に分類される。

足根間関節

 足根骨間の関節。滑走関節に分類される。

ショパール関節(横足根関節)

 距骨と舟状骨との間、踵骨と立方骨の間の関節。滑走関節に分類される。

リスフラン関節(足根中足関節)

足根骨と中足骨の間の関節。滑走関節に分類される。

中足趾節関節

 中足骨と基節骨の間の関節。顆状関節に分類される。

PIP関節(近位趾節関節)

 基節骨と中節骨の間の関節。蝶番関節に分類される。

DIP関節(遠位趾節関節)

 中節骨と末節骨の間の関節。蝶番関節に分類される。

IP関節(趾節関節)

 母趾の基節骨と末節骨の間の関節。蝶番関節に分類される。


 

靭帯

足関節捻挫で多く見られるのが内反捻挫である。

内反捻挫で損傷しやすい靭帯は前距腓靭帯、踵腓靭帯である。

外反捻挫では三角靭帯が損傷を受けるが比較的起こりにくい。

 

アーチ

内側縦アーチ

踵骨→距骨→舟状骨→3つのけつ状骨→内側3本の中足骨

 

外側縦アーチ

踵骨→立方骨→外側2本の中足骨

 

横アーチ

5本中足骨

 

関節可動域

足関節 

屈曲(背屈) 45

伸展(低屈) 20

外反     20

内反     30

外転     10

内転     20

 

MP関節(拇指以外の4本)

屈曲     35

伸展     0

 

PIP関節(拇指以外の4本)

屈曲     35

伸展     0

 

DIP関節(拇指以外の4本)

屈曲     50

伸展     0



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2020-05-16

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