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2021-09-15 (Wed) 10:24

サイコパスに多い特徴とは?トロッコ問題で判断できるかも

モラルジレンマで判断
サイコパスかどうか判断をするにはモラルジレンマ問題をぶつけてみるのが良い方法になります。

モラルジレンマとは、社会のルールや道徳に関わる究極の二択のことです。

有名なのは、トロッコの問題です。

線路を走るトロッコがコントロール不能になってしまいました。

このままでは、前で作業をしている5人の作業員が猛スピードのトロッコにひき殺されてしまいます。

今、あなたは線路の分岐器の近くにいます。

トロッコの進路を切り替えれば5人を助けることができますが、別の路線で作業している1人がひかれて死んでしまいます。

あなたはトロッコの進路を切り替えますか?

この問題一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。

どちらの選択をしても人が死んでしまいますので、普通のなら非常に悩むことだと思います。

ですが、サイコパスの人は違います。

この難問に対してサイコパスの傾向が強い人は、1人を殺すと直ぐに答えます。

サイコパスの傾向が強い人は「どちらを選んでも人は死んでしまうのだから、5人死ぬより1人死ぬ方が数が少ないのだから当然」と言った答えが直ぐに返ってきます。

瞬時にこのような回答をしたらサイコパスの傾向が強いと言えます。

サイコパスの人はあくびが伝染しにくい
他人のあくびを見てつい自分もあくびをしてしまうことはないでしょうか。

実は、あくびが伝染するのかどうかでその人のサイコパスの傾向があるかどうかを判断することができるようです。

サイコパスの人は、共感能力が低いので他人のあくびを見ても伝染しにくい傾向にあります。

これはアメリカのベイラー大学が発見したサイコパスの判定方法になります。

実験では、最初に被験者にサイコパスレベルを心理テストで判定をして、その後にみんなにあくびをしている男女の動画を見せて、どんな反応が出るのかを調べました。

するとサイコパス度が高い人は、低い人に比べて2倍もあくびが伝染しにくいと言うことが分かりました。

あくびの伝染を起こすには、共感能力が高い必要があります。

その詳しいメカニズムは、はっきりとわかっているわけではないみたいですが、あくびと共感能力を司る脳のエリアは近い所にあるので、共感能力が高い人ほどあくびの伝染が起こりやすいと考えられます。


サイコパスに多い特徴

苦い物や酸っぱい物を好みやすい
インスブルック大学の実験によると、サイコパスの傾向が強く人ほど、ダークチョコ、純ココア、お酢などのような苦くて酸味が強い食品を好みやすい傾向がありました。
サイコパスは、常に刺激的な体験を求めているので自然と苦みや酸味に手が伸びるものだと考えられています。
ですが、知性が高い人も同じような傾向がありますので、安易に判断をしないようにしましょう。

大学の専攻でビジネス、経済学、法律を選びやすい
サイコパスの傾向が強い人は、ビジネスや経済学、法律を選びやすい傾向にあります。
サイコパスは権力やステータスを求めるパーソナリティなのでこれらを選びやすいです。

最悪な上司のもとで元気になる
普通の人であれば、自分の上司が最悪な人だとモチベーションが下がりますが、サイコパスの人は違います。
最悪な上司であればあるほど元気になってさらに熱心に仕事に取り組むようになります。
これはサイコパスの人は、普通の人よりも職場のストレスや不安を感じにくい性質を持っているからです。
その為に最悪な上司の存在が適度な刺激となって結果的にモチベーションが上がっていくようです。
ブラック企業で生き生きとしているような人には注意が必要でしょう。

匂いをかぎ分けるのが苦手
サイコパスの人は、匂いをかぎ分けるのが苦手である傾向があります。
これは、マッコーリー大学が発見したことで、成人の被験者にコーヒー、魚、オレンジ、ペパーミントから抽出した香料をかいでもらったところ、サイコパスの度合いが高い人ほどそれぞれの匂いの区別をすることができませんでした。
サイコパスは、脳の前頭葉の機能が人より損なわれていることが多く、そのせいで衝動的な行動が増えやすくなります。
と同時に前頭葉は人間の嗅覚を司るエリアでもあるのでオレンジと魚のかぎ分けにも戸惑ってしまうのです。

これらはサイコパスの人に多い特徴になりますので、当てはまることが多ければ多いほどその人がサイコパスである可能性が高いと言えそうです。


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2021-09-15

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