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2021-08-31 (Tue) 10:07

嫌われやすい顔、子供時代の環境で嫌われやすいかどうか判断できるかも

嫌われやすいかどうかは顔による
人は顔ではないとよく言いますが、実際は見た目でその人の印象は大きく左右されます。

そして、一度できた印象を覆すのはとても困難です。

人はなんだかんだ言っても顔で判断されてしまい、有能そうな顔の人ほど他人からの支持を集めやすくなります。

残念ながら他人から嫌われやすい顔を持つ人も一定数存在しています。

顔の印象について調べた過去の研究によると、他人から信頼されにくい顔と信頼されやすい顔には違いがあることが分かっています。

信頼されやすい顔は、女性らしい顔たちでフェミニンな印象です。

反対にはっきりしたアゴや眉のラインなどは相手に信頼しづらい人のような印象を与えています。

多くの人が相手の顔だけで信頼性を判断するまでの時間は平均で2秒と言われています。

まだ話してもいないのに私たちは一瞬で相手をこの人は信頼できるのかどうかを判断しているのです。

どれだけ頭の中では、顔と性格は関係がないと思っていても、全ての判断は無意識のうちに行われているので、一度この人は信頼できないと思ってしまうと、これを覆すのはかなり難しいのです。

また、冷たい人と言う印象を与えてしまう顔もあります。

暖かい顔は少し目が大きく口角が上がっているのに対して、冷たい顔は目の縦幅が狭く不機嫌そうに見えてしまいます。

非常に微妙な違いかもしれませんが、これだけでも他人への印象は大きく変わってしまいます。

事実、ある研究では顔で嫌な性格と思い込んで、その印象は実験が終わってからも変わらなかったそうです。

生まれついた顔で判断されてしまうのは不公平なのですが、実際に顔で判断されてしまう世の中なのです。

結局、顔が良い方が有利に生活ができるのは揺るがない事実だと言うことです。

人は顔ではないと良い言葉はきれいごとなのです。

嫌われやすいかどうかは子供時代の環境が影響している
ノースカロライナ大学の心理学者であるミッチェル・プリンスタイン博士は、数十年にわたって好かれやすい人は何が違うのかを調べ続けて、子供時代の環境が影響しているということを突き止めました。

博士が見つけた嫌われやすい人の特徴は、母親の子供時代が反抗期だそうです。

博士によると子供の頃に反抗的は性格だった女性は、母親になってからも子供の人間関係を重視しない傾向があるそうです。

そのせいで子供は必要なソーシャルスキルを学べずに大人になっても他人と上手くやれなくなってしまう傾向があります。

反対に母親が幸福な子供だった場合はもちろん、母親が不安で孤独な子供だった場合も、その人の嫌われ度は平均かそれ以下になります。

どちらの母親も子供を他人と遊ばせるように仕向ける傾向があるからです。

また、両親が過保護の場合も嫌われやすくなります。

両親が過保護な育て方をしたせいで子供のソーシャルスキルが発達しにくくなります。

親からど「んな友人と付き合っているの?」とか「あんな子と遊んではいけません」と言われるような環境では上手くコミュニケーション能力が育ちません。

これでは嫌われやすい大人になってしまう可能性が高くなることでしょう。


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2021-08-31

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