Top Page › 心理学 › 人を見抜くのに役立つ心理学 › 睡眠時間が長い人は年収が高くなる、優しい人は年収が下がる
2021-08-15 (Sun) 09:33

睡眠時間が長い人は年収が高くなる、優しい人は年収が下がる

睡眠時間が1時間長くなると5%賃金が上がる

毎日睡眠時間をしっかりと取っていますか?

睡眠はとても大切な時間です。

寝不足が身体に悪いことは誰でも知っているかと思いますが、よく寝ないと年収が下がると言うデータも多くあります。

アメリカで行われた調査によると10万人の睡眠時間と賃金の関係を比べたところ、週の睡眠時間が1時間長くなると約5%賃金が上がることが分かったそうです。

週の睡眠時間を改善すると、その効果は正規の学校教育を一年受けた場合の年収アップ率のおよそ半分にも匹敵したそうです。

また、ドイツの若者を調べた別のデータでは、1日の睡眠時間が5時間未満になった辺りからギャンブルを好むようになり、さらに自分ではその変化に気付けなかったとの報告まで出ています。

睡眠不足になってしまうと脳の働きが低下してしまい仕事のパフォーマンスも低下しますし、健康状態も悪くさせてしまうので悪影響を及ぼしてしまいます。

さらには幸福度も大きく低下させてしまいます。

このことから睡眠をしっかりと取っていない人は年収が下がりやすい傾向があるのです。

仕事のパフォーマンスを上げるには、毎日十分な睡眠を取ることが大事になります。

年収を上げたい人は、睡眠時間を十分に確保することをしてみてはどうでしょうか。

タバコは年収を下げる

タバコも年収を左右すると言われています。

タバコの煙を吸ってしまうと体調が崩れて仕事にも悪影響が出てきますし、毎日のタバコ代もバカになりません。

少しずつタバコのダメージを受けて蓄積されてやがて年収にも影響を与えてしまいます。

そんな事実を明らかにしたのが、スタンフォード大学の無職の人を対象にした調査です。

一年かけて被験者の就職状況を追跡したところ、愛煙家とノンスモーカーにはこんな違いがありました。

愛煙家が新しい仕事を見つける確率は27%に対してノンスモーカーが新しい仕事を見つける確率は56%でした。

これによるとタバコによって就職率が2倍も違ったと言うことになります。

さらに愛煙家が仕事に就いても過酷な現実が待っているようです。

愛煙家の収入が時給で約1500円なのに対してノンスモーカーは約2000円だったそうです。

タバコを吸う人は、就職するのが難しくなる上にその後の賃金まで減ってしまうのかもしれません。

優しい人は年収を上げるのが難しい

優しい人は、多くの人から好かれ人間性が良いと言えます。

仕事で困った同僚がいれば手伝ってあげたり、貧しい人には自ら手を差し伸べたり、まさに聖人のような人もいることでしょう。

ですが、「優しさ」は年収と言う視点で考えるとで大きなデメリットがあります。

多くの人に好かれるからと言ってお金持ちになれるわけではありません。

事実、コーネル大学の1万人の男女を調べた研究では、全員を20年にわたって追跡調査したところ、調和性が高い人は年収が平均で18%も低いと言う結果が出ています。

金額で言うと年収で約110万円の差です。

調和性は、人間が持つパーソナリティの一つで、簡単に言うと「どれだけ他人と仲良く生きられるか」を表しています。

この要素を強く持っている人ほど周囲から優しいと判断されます。

優しい人が年収を下げてしまうのは、あまりに他人の世話を焼き過ぎるのでワークバランスを崩してしまうと考えられています。

他人の為に時間を使い過ぎてしまい自分の欲望が置き去りになり、やがて燃え尽きてしまうのです。

また、別の研究によると年間100時間以上をボランティアの為に使う人は健康レベルと幸福度が下がってしまうと言う結果が出ているようです。

自分よりも他人を優先してしまう人は、年収を上げるのが難しくなる傾向にあると言えます。

特に腐敗した社会(会社)では、自分も腐っていかないと上にはなかなか行けません。

何よりも自分を優先し、自分の評価を上げる為に他人を踏み台にすることを厭わない、上司や権力者に好かれる為にごまをするなどをした方が年収を上げやすいのではないでしょうか。


関連記事

スポンサーリンク

2021-08-15

Comments







非公開コメント