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2020-05-15 (Fri) 08:20

腸脛靭帯炎

腸脛靭帯は、腸骨稜に発し脛骨のガーディー結節に至る靭帯であり、この靭帯と大腿骨外側上顆との間で膝の屈伸に際して摩擦が生じるのが腸脛靭帯炎です。

この結果、腸脛靭帯と骨膜が直接刺激されるか、または外側上顆真上の滑液包に炎症が生じて発症します。

オーバーユースやランニング時のアライメントの崩れ、特にO脚によって生じます。

症状
膝の外側に圧痛部がある。
患部の腫れが見られる場合もあるのが正確な判断となるものではない。
また、膝の屈伸に伴う轢音が認められる。
過度に膝屈伸を続けると痛みと腫れが増大する。

処置
RICE処置
アイスマッサージ
ランニング時のアライメントの改善(トレーニング、装具の使用)
テーピングやサポートはあまり効果がない

予防
腸脛靭帯は、大殿筋と大腿筋膜張筋と連結している為、これらの筋肉の柔軟性の低下や疲労の蓄積によって症状が出やすくなる。
これらの筋肉のストレッチをすることで障害のリスクを軽減できる。


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2020-05-15

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