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2021-07-01 (Thu) 10:18

似た者同士のカップルは上手くいく

自分と似ている人なら安心できる
恋人にしたい理想のタイプと実際に好きなる人が違った、と言うのはよくある話かと思います。

好きになった理由を聞いてみると、共通の趣味があった、出身地が近い、同じサッカーファンだった、など相手と何らかの共通点や類似性があることが非常に多く見られます。

恋愛においてこれはとても重要な決め手となると言うことです。

趣味や嗜好が似ていたり、共通の話題があると一緒に過ごす時間が非常に楽しくなり、相手に好意を抱くようになります。

これを同好報酬制と言います。

趣味や見た目、能力などが似ているカップルは、気を遣わずに楽に付き合うことができます。

趣味や共通点が多いことよりも趣味の深さの方が重要です。

共通点がたったの一つでも、深く知識があり、お互いに強く共感できる関係の方が好意を抱きやすくなります。

お互いに気負わずに認め合える
共通の趣味や嗜好が同じ人を好きになるのは、社会的交換理論によって説明ができます。

この理論では、人間関係を心理的コストと心理的報酬の二面からとらえます。

心理的コストとは、簡単に言えば気を遣うことのことで心理的負担となります。

趣味や嗜好が同じであれば、説明をしなくて気兼ねなく相手を誘えて一種に盛り上がることができますので心理的コストは少なくなります。

しかも、考え方や意見が似ていると自分を支持してもらうこともできます。

特に異性からの支持は、同性からの支持よりも強い自信に繋がります。

その結果、欲求が存分に満たされて大きな心理的報酬となるのです。

趣味嗜好が違うとマイナスイメージ
自分と似た人とは認知的バランスが安定していて快い為、好意を抱きやすいとされています。

これを認知的理論と言います。

反対に趣味や嗜好が違うとマイナスイメージを持ちやすくもなります。

これを解決するには、好きな相手の好きな趣味を自分も好きになることです。

自分の好きな趣味を興味を持って好きになってくれれば相手が好意を抱くようになります。

魅力のバランスが取れた相手を選ぶ
誰もが外見が良い人、いわゆるイケメンや美人が自分の恋人なら良いと思っているかと思いますが、実際にアプローチするのは違う人が多いのではないでしょうか。

ほとんどの人はマッチング仮説によって分相応の相手を選ぶ傾向にあります。

マッチング仮説とは、人は自己評価が高いと魅力的な相手に、自己評価が低いと相応の相手アプローチする傾向があることを言います。

自分とつり合いの取れた相手を選ぶので、似た者カップルが多くなると言うことです。

ここにも社会的交換理論による心理的コストと心理的報酬が影響しています。

高嶺の花であるイケメンや美人は、自分とは釣り合わない為に拒否される可能性が高いです。

ムリにアプローチしても失敗したら何の報酬も得ることができません。

そこで、自分と釣り合うルックスの相手が選ばれやすくなります。

コストが適切で自分も満足を得ることができるのです。

ちなみにバランスを気にするのは、ルックスだけではありません。

学歴や収入、家庭環境などのつり合いも常用な要素となります。


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2021-07-01

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