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2021-06-27 (Sun) 10:15

パーソナルスペース、距離を詰めれば心の距離も近くなる

身体の周りは自分の空間、パーソナルスペース
動物番組を見ているとテリトリーの話が出てくるかと思います。

動物や昆虫の場合、自分の縄張りに侵入してくるものを排除しようと攻撃をする行動が顕著に見られます。

縄張りは人間にもあり、これをパーソナルスペースと言います。

自分を中心にして遠くから公的ゾーン、社会的ソーン、対人的ゾーン、親密ゾーンの4つに分けられています。

人にも動物と同じでパーソナルスペースを守る習慣があり、このルールに従って接すことが暗黙のルールになっているのです。

人には他人に入られたくない空間があり、その広さは相手との心の距離に比例しています。

パーソナルスペースには、男女差もあります。

女性よりも男性の方が広く、女性は適切なスペースだと思っていても男性には親密ゾーンに当たる場合があります。

お互いに勘違いしやすいので注意も必要です。

また、個人差もあります。

外向的な人はフレンドリーな性格なので狭く、内向的な人は他者との距離をとりたがるので広くなる傾向があります。

近づいても引かなければ脈アリ
自分から最も近い親密ゾーンに入ることが許されているには、親子や恋人といったごく身近な親しい人だけになります。

このゾーンにそれ以外の人が侵入してくると警戒をされます。

これを逆手にとって意中の相手が自分をどう思っているのか確かめることもできます。

あえて相手の親密ゾーンに踏み込んでみます。

もし、相手が引いて距離をとろうとすれば脈ナシと言えますし、相手が引かない時は脈アリと判断しても良いと言えます。

もしくは、相手がしきりに自分の親密ゾーンに入ってくる時は自分に好意を持っているのかもしれません。

ですが、パーソナルスペースには個人差があるので注意も必要です。

近づける距離は親密度によって決まる
公的ゾーン 3.3m以上
個人的な関わりがない人との距離
姿と大声は把握できるが遠い

社会的ゾーン 1.2~3.3m
知人や上司、同僚などと接する時の距離
表情や声は把握できるが触れることはできない

対人的ゾーン 0.6~1.2m
手を伸ばせば触れることができる距離
友人や親しい同僚が入れる範囲

親密ゾーン 0~0.6m
お互いに触れあえる距離
入れるのは家族や親友、恋人など心を許した人ののみ

パーソナルスペースが侵害されると人はどうする?
人は自分のパーソナルスペースが侵されると、そこが公共の場所かプライベートな場所かで異なりますが、次のような行動をとる傾向があります。

・視線を合わせて嫌な顔をする
・相手との間に物を置いて自分の領域を囲う
・体勢を変える
・相手に背中を向けてバリアーを作る
・文句をつぶやく
・視線を合わせないようにする
・相手がいないかのように振る舞う
・不満を態度で示す
・10~30分で席を立つ


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2021-06-27

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