2021-06-22 (Tue)
10:58
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人は仲間はずれにはなりたくないと思っている
ネットが発達し情報社会になり、現代はとても情報のスピードが速いです。
ある物が流行る兆しが見えたとたんに一気にブームになったりします。
そうなると多くの人は、乗り遅れないように一斉に流行ものに走ります。
このような流行に敏感に反応して、その流れに乗ろうとするには、同調行動(心理)が働くからです。
人は同調心理が働くと、仮にそれが間違った行動でも周りの人と同じ行動をとることで安心をします。
正しい行動でも周囲と違う行動になると、それができないこともあります。
中には、ミーハーもいますが、たいていは学校や職場などで話題になった時、「みんなと同じでいたい」「仲間はずれになりたくない」と思っています。
特に若い世代では、遅れていると思われるのを恥ずかしいと思う傾向が強く、友達よりも早く流行に乗ろうとします。
その一方で流行ものを嫌う人もいます。
このタイプは、自分が新しい物を発見したいからで他人よりも優位に立ちたい気持ちが強い人に多く見られます。
流行の始まりは少数の変わり者から始まる
そもそも流行が生まれるきっかけは、他の人と同じは嫌だとか、既存の物と差別化をしたい人がいるからです。
これをイノベーターと言います。
流行は、人と同じが嫌な人と人と同じがいい人によって作り出されています。
こうして生まれた新しい物はある人には反発されますが、それを受け入れて賛同をする人たち、初期採用者もいます。
するとこの様子にミーハーな人たちが少しずつ増えていきます。
最初は、なにこれ?と言われていた物が、口コミやメディアに取り上げられることで多くの人が知ると大量の後期追随者が発せしていきます。
これによってブームとなると爆発的に商品が売れたり流行語になったりするのです。
そして、流行が廃れてくると乗り遅れた人だけが残ることになります。
一部の人が個性的な物を取り入れ、次第に多くの人が同調していくことで流行が起こります。
イノベーター(人と同じは嫌)2.5%
↓↓↓
初期採用者(使ってみよう)13.5%
↓↓↓
前期追随者(ミーハー)34%
↓↓↓
後期追随者(乗り遅れたくない)34%
↓↓↓
遅滞者(興味はないけど選択の余地がない)16%
遅れていると言われると腹が立つのは?
人はもともと自分が他人よりも優れていたいと言う優越欲求があります。
その為、少しでも早く流行を察知することで優越感を満たそうとします。
ですので遅れていると言われるのは、人よりも劣っていると言われるのと同じになるのです。
特に現代では、スピードが速い=有能、遅い=無能、と認識されやすいので腹が立つのです。
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