失敗体験が心から離れられない
仕事でミスをしてお得意先に叱れたり、そのせいで上司や先輩からも厳しく叱責されたりすると誰も落ち込むかと思います。
ですが、ほとんどの人は気分転換をして自分で気持ちを切り替えようとします。
また、時間と経過とともに自然に乗り越えられることも多いものです。
ところが、中には失敗をいつまでも引きずり自己嫌悪に陥ってしまい、その失敗となった事柄に取り組むのを避けてしまう人もいることでしょう。
失敗した体験が頭から離れなくなりトラウマのようになってしまい、また失敗をしたらどうしようと思うと怖くて何もできなくなってしまうのです。
このようになってしまう人は自己肯定感が低い人がなりやすいです。
負のスパイラルから抜け出せない
失敗した体験をいつまでも引きずっていると、また何かミスをした時に「やっぱり自分はダメな人間だ」とか「何をやってもうまくいかない」と自分を否定してしまい「また失敗する」と思い込むようになってしまいます。
このような悪循環を負のスパイラルと言います。
こうなってしまうとネガティブになってしまい自己好転感が著しく低下してしまいます。
ますます自分に自信を失い新しいことに挑戦するのはおろか、あらゆることに無気力になってしまいます。
それによってさらにミスが度重なるとスランプから抜け出せないまま仕事をやめてしまう人もいるのです。
まずは自分を肯定しよう
負のスパイラルから抜け出すには、自分を肯定するようにしてみましょう。
自己肯定感を自力で高めていくことが重要です。
その為には、具体的にどうすればいいのか、3つの方法があります。
褒められ上手になること
自己肯定感が低い人は、褒められても謙遜したり否定したりしがちです。
なのでそれをやめて素直に受け入れるようにするといいでしょう。
日本人は謙遜するのが美徳と言う風潮があるので、表面的には謙遜したり否定したりする人が多いかもしれませんが。
自分で自分を褒めること
誰も褒めてくれる人がいないのであれば、「今日はよく頑張った」と自分で自分を褒めるようにしましょう。
自分で自分を褒めるだけでも意外と元気になるものです。
自分自身を好きになること
自己肯定感が低い人は、幼少期にした経験の影響で自分を嫌いなまま大人になっているケースが多いです。
今からでも自分で自分を好きになることでどんな自分でも受け入れられるようになり自信に繋がっていきます。
自己肯定感は、主に乳幼児期に形成されます。
親や保護者にありのままの自分を受け入れてもらうことで育まれますが、この時期に自己肯定感が形成されないと自信がなく自己評価も低くなりやすくなります。
失敗を成功の母にするには?
逆境を乗り越えるにはLEAD法
LISTEN 意見を聞く
↓↓↓
EXPLORE 掘り下げる
↓↓↓
ANALYZE 分析する
↓↓↓
DO 実行する
このように問題点について4ステップに沿って考え、解決策を実行することで困難を乗り越える方法です。
失敗を引きずっているならSTOP法
「ストップ」と声を出す
↓↓↓
ネガティブな気持ちを吹き飛ばす
思考中断法とも言います。
失敗を思い出して落ち込んだ時にストップと声を出す方法です。
これらを考案したのが、アメリカの心理学者で組織的コミュニケーションを専門としていたポーツ・G・ストルツです。
ピンチに対処する方法としてLEAD法を提唱しています。
なかなかスランプを抜け出せないと言う人は、実践してみてはいかがでしょうか。
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