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2021-06-08 (Tue) 09:22

座り方やテーブルを工夫すると会議がスムーズになる

賛成意見の人を正面に座らせる
重要な会議でスムーズに議事を進行させたいなら、メンバーの席順に気を配ると良いでしょう。

人は、状況に応じて無意識に座る席を選ぶ傾向があります。

どこの席に誰が座っているかによって進行や議事決定に影響してきます。

アメリカの心理学者スティンザーは、

対立する人は正面に座りたがる
次の発言は前者への反対意見が多い
リーダーが弱いと私語が多くなる

と言うスティンザーの3原則を提唱しています。

これらは会議の時にリーダーが注意すべき点だと述べています。

賛同を得たい時、自分の味方を正面に座らせてフォローしてもらうと良いでしょう。

正面に座ると人は対立しやすい為、あえて自分の味方を正面に座らせると効果的になります。

発言直後は、反対意見になりやすいので自分の発言後にすかさず味方に同意してもらえれば、会議の賛同が得やすくなります。

人は、仲間外れを恐れる性質、同調傾向があるので、他の人は賛成だったよなどと多数派の意見であることを示すと同意を得やすくなるのです。

リラックスして話したい時はテーブルや座り方を工夫しよう
相手とリラックスして話をした場合は、場所やテーブル、座る位置の選び方を工夫すると良いです。

円形のテーブルを使う
円形のテーブルだと上座や下座が作りにくいので参加者全員が公平に意見を出しやすくなります。

応接間を使う
ソファーなどがあり、くつろいだ雰囲気で話すことができます。

顔合わせなど親睦を深める際に適しています。

直角の位置に座る
角を挟んで座ると心理的に程よい距離を保ちつつ、気軽に話しやすいです。

医師やカウンセラーはこの心理をかつようすることもあります。

仕切りのないスペースを使う
会議室に比べて相手との距離が近くなり仕切りが開放的な空間の為、リラックスして話すことができます。

活発に議論したい時、狭めの部屋で赤を取り入れてみよう
パーソナルスペースの関係から狭い部屋では、議論が活発になりやすく本音が出やすくなります。

部屋の広さも会議に影響を及ぼしています。

例えば、狭いと男性は攻撃的になりやすく、女性は親密になる傾向があります。

また、議論を活発にさせたいなら狭く、形式的に終わらせたいなら広い会議室が良いでしょう。

赤色には、人を興奮させる効果があるので会議室内に赤色を取り入れると話し合いが活発になります。

発言を増やす為には、平等間のある丸いテーブルがおススメです。

色彩は、赤以外でも活用ができます。

リラックスするには、緑色、能率を上げるには青色が効果的とされています。


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2021-06-08

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