2021-05-19 (Wed)
10:05
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野菜の皮や葉、種には栄養が豊富に含まれています。
これらの部分は、切って捨ててしまう人も多いと思いますが、可食部分よりも大事な栄養が含まれていることもあります。
野菜の栄養をしっかりと摂るには、これらの部分も食べるようにすると良いかと思います。
実を守る皮、生長の栄養を秘めている種
野菜や果物の皮は普段捨ててしまうかと思いますが、皮を剥かずにそのまま食べるとポリフェノールなどを摂ることができます。
ジャガイモやゴボウ、大根、ニンジンなどの野菜類の皮のすぐ下には栄養が豊富に含まれています。
皮を剥いてしまうと皮のすぐ下にある栄養まで取り除いてしまうことになります。
リンゴやブドウなどの果物全般には皮にポリフェノールが豊富に含まれています。
野菜や果物はなるべく皮を剥かずにそのまま食べるようにするとその食材の持つ栄養を効果的に摂ることができます。
そして、種ですが種には生長の為の栄養がたっぷりと含まれています。
カボチャやピーマンの種、ワタには可食部分にはない栄養成分を含んでいたりもします。
カボチャのワタと種には、不飽和脂肪酸やビタミンEなど、可食部分にない栄養が豊富です。
ピーマンは種を除く可食部分の90%が水分なので皮よりも種に栄養が詰まっていると言えます。
スイカの種にはビタミンEが豊富です。
種を食べるのはちょっと、と思うかもしれませんが栄養を摂りたいのであればできるだけ種も捨てずに食べきると良いかと思います。
ちなみに野菜の皮を剥くようになったのは戦後のようです。
食感を良くする為と残留農薬を気にする人が増えた為です。
現在の安全基準は、皮ごと・洗う前の状態で決められているので野菜の皮も安心して食べることができます。
ただしレモンなどは防腐剤が使用されていることもあるので皮を使う場合は国産の物の方がいいかもしれません。
野菜の葉は緑黄色野菜
大根やカブ、ニンジンなどの根菜の葉は太陽の光をしっかりと浴びた緑黄色野菜になります。
βカロテンやビタミンCを中心に栄養を豊富に含んでいます。
可食部分よりも葉のほうが栄養が多い場合もあるので捨てずに食べるようにすると良いでしょう。
ニンジンの葉には、可食部分に比べ5倍のカルシウムが含まれています。
大根の葉には、白い部分にはないビタミンEを含み、ビタミンCは5倍、繊維質も2倍も含まれています。
捨てるのは非常にもったないと言えます。
ブロッコリーの茎にも可食部分と同じくらいのビタミンを含んでいます。
固いからと捨ててしまいがちかもしれませんが、一緒に食べるようにするとより栄養を摂取できるようになります。
食材本来の栄養を摂るには、まるごと食べるのが基本となります。
実は普段捨ててしまっている部分に栄養が含まれていることも多いです。
栄養をしっかりと摂りたい場合は、まるごと食べることを意識してみましょう。
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