2021-05-14 (Fri)
13:40
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イカの歯ごたえは切り方で変化る、皮つきならコラーゲンも摂れる
イカの歯ごたえは、切り方によって変わります。
イカは吸い込んだ水を噴射して泳いでいる為、進行方向と垂直に筋肉が発達しています。
ですので、イカリングのように輪切りにすると繊維に沿っているので噛み応えが残ります。
ですが、縦に切ると繊維を断ち切ることになるので歯ごたえがなくなってしまいます。
また、イカにはコラーゲンが豊富です。
コラーゲンは白い薄皮に多く含まれています。
イカのコラーゲンは、動物性と植物性の要素を兼ね備えた理想的な物のようです。
牛肉や豚肉などの動物性に比べて吸収率が高いと言われているみたいです。
ですが、コラーゲンは分子量が大きくそのままの形では体内に吸収できないと考えられています。
口から摂っても消化されアミノ酸に分解されてしまいます。
吸収されたコラーゲンが体内で再びコラーゲンになるかどうかは分かりません。
コラーゲンペプチドでも同じで吸収できないと考えられますが、一部は吸収できる、またはコラーゲンの合成活発にがなるとの報告もあるようです。
実際にコラーゲンを食べて意味があるのかどうかは分かりませんが、コラーゲンを摂りたい人はイカを食べると良いかと思います。
イカのタウリンは香辛料で効果が高まる
イカにはアミノ酸の一種であるタウリンが豊富です。
タウリンは、肝機能の向上に良いとされ疲労回復や生活習慣病の予防に良いとされています。
タウリンをさらに効果的にするには、カレー味にするのが良いでしょう。
カレーの香辛料であるターメリックに含まれるクルクミンにも肝機能を高める働きがありますので、一緒に食べるとより効果的です。
また、タウリンには肝臓内の中性脂肪を排出してくれるのでダイエットの効果も期待できます。
イカは、タンパク質が豊富で低カロリー、タウリンも豊富なので日々の食事に是非取り入れたい食材かと思います。
イカの皮はそのままで炒める
イカを調理する時は、皮はそのままでカレー粉で炒めるとタウリンの効果も高めコラーゲンも摂取することができます。
イカはコレステロール値が高めと言われていますが、タウリンにはコレステロール値を下げる働きもあるのでそれほど気にする必要はありません。
それに、コレステロールは食事の影響は少ないことが分かっています。
昔は、コレステロールは控えめにと言われていましたが、今は食事のコレステロールはそれほど気にする必要はないとされています。
体内のコレステロールは、ほとんどが体内で作られています。
食事でコレステロールを摂っても影響が少ないのであまり心配する必要はないかと思います。
塩辛は栄養満点
皮も軟骨も内臓も丸ごと使った塩辛は、栄養満点です。
内臓の酵母がビタミンAや鉄分、亜鉛など、他のイカ料理にはない有効成分を作り出してくれます。
内臓は栄養満点です。
ですが、塩辛は塩分が高いので摂り過ぎには注意が必要です。
一度にあまり食べ過ぎずに少しずつ食べるようにした方が良いかと思います。
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