2021-04-28 (Wed)
13:48
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ブロッコリーは栄養価が高いが3日でビタミンCが半減する
ブロッコリーは、緑黄色野菜でとても栄養価が高い野菜です。
ビタミンC、ビタミンB1、ビタミンB2、葉酸において野菜の中でもトップの含有量を誇っています。
その秘密は、花蕾にあり1株で4万個以上の鼻を咲かせる力があります。
栄養価がとても高いブロッコリーですが、出荷後は茎から栄養が放出されてしまいます。
時間と共にどんどん栄養が減ってしいきます。
常温保存では、ビタミンCの量が3日で半分程度になってしまいますので早めに食べるようにしましょう。
抗ガン作用のスルフォラファンは切って放置すると効率よく摂取できる
ブロッコリーなどのアブラナ科の野菜は、ガンの予防に良いとされています。
抗酸化作用があり抗ガン作用もあるとされるスルフォラファンが含まれています。
ですが、スルフォラファンを活性化させるにはミロシナーゼと言う酵素が必要なのですが、酵素は熱に弱い特徴があります。
加熱調理してしまうと酵素の活性がなくなってしまいスルフォラファンを効率よく摂取できなくなってしまいます。
では、生で食べれば良いかと言うとそうとも限らず生でそのまま食べても酵素は、消化されてしまいます。
ブロッコリーに含まれるスルフォラファンを効率よく摂取するには、ちょっとしたポイントがあります。
それは、切ってから5分程度放置することです。
ブロッコリーを切るとミロシナーゼが働きスルフォラファンが生み出されていきます。
切って放置した後は、普通に調理してもOk。
スルフォラファンを効率よく摂取できるかと思います。
放置する時間がない時は、同じアブラナ科のルッコラやマスタード、大根などと一緒に食べると同じ働きをしてくれます。
ブロッコリーを調理するなら75℃蒸しがおススメ
ミロシナーゼを守る方法に、75℃以下のお湯で茹でるか、低温で最大5分間蒸す方法もあります。
75℃以下のお湯で茹でるとミロシナーゼの消失を18%以下に抑えることができるとされています。
ですが、温度を保ちつつ茹でるのはとても難しいので、蒸し器でフタを開けながら蒸す「低温蒸し」がおススメです。
ゆっくり加熱することで甘みもぐっと増えますのでおいしくいただけます。
ブロッコリースプラウトはスルフォラファンが豊富
ブロッコリースプラウトは、ブロッコリーの若芽でスルフォラファンがとても豊富です。
その量は、完熟ブロッコリーの約20倍にもなると言われています。
ブロッコリースプラウトを食べるとより効率よくスルフォラファンを摂取できるかと思います。
ブロッコリースプラウトは、生でも食べやすいのでそのままでもOKなのでサラダやサンドイッチに入れても良いでしょう。
ブロッコリースプラウトも切って放置してから食べると良いです。
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