2021-04-19 (Mon)
10:45
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玉ねぎに含まれるケルセチンは日光に当てると増える
玉ねぎには、ポリフェノールの一種であるケルセチンが含まれています。
ケルセチンには、血液循環を改善して動脈硬化や高血圧など生活習慣病をを防ぐ効果が期待できます。
玉ねぎのケルセチンは、実ではなく皮の部分に多く含まれています。
なので皮を食べると良いのですが、普通皮は食べないと思うのでケルセチンの摂取はなかなか難しいと思います。
ですが、食べる部分のケルセチンを増やす方法もあります。
それは日に当てることです。
皮を剥いて1週間程度日光浴させると、玉ねぎが細胞を守ろうとしてケルセチンが増えていきます。
その量は、何と4倍にも増加するとされています。
玉ねぎは、皮を剥いて1週間程度日に当ててから食べると良いでしょう。
ケルセチンは加熱しても冷凍しても壊れませんが、水溶性なので水に溶けだしやすい性質があります。
スープや煮込み料理などにして食べ生時は、汁ごと食べるようにしましょう。
取り除いた皮に関しては、皮を煮出して皮茶にするとさらにケルセチンを効率よく摂取することができます。
また、玉ねぎにはアリシンが有名かと思います。
アリシンを効率よく摂取するには、玉ねぎを細かく刻むことがポイントです。
玉ねぎに含まれるアリシンを効率よく摂取するには細かく刻むと良い
玉ねぎには、疲労回復や血液循環の改善などの効果が期待できるアリシンが豊富に含まれています。
玉ねぎの辛みは硫化アリルと言う成分のよるものです。
この硫化アリルが空気に触れるとアリシンに変化します。
空気に触れるとよりアリシンの量が増えますので細かく刻めば刻むほぼアリシンを増やすことに繋がります。
玉ねぎのアリシンを摂取したい場合は、細かくみじん切りにしたり、すりおろしたりして食べると良いでしょう。
そして、アリシンを効果的に増やすには刻んでから10分程度放置することもポイントです。
硫化アリルがアリシンに変化するまで時間がかかります。
ですので10分くらい待つとより効率よくアリシンを摂取することができるかと思います。
アリシンは水溶性の為、水にさらしてしまうと流失してしまいます。
スープなどに使う場合はいきなり茹でないで油で1分くらい炒めておくと良いです。
こうすることでアリシンの流失を最小限に抑えてくれます。
玉ねぎの実には、アリシン、皮にはポリフェノールであるケルセチン
この両方の効果で特に血液循環の改善を促してくれるかと思います。
疲労回復の効果も期待できますのでなかなか疲れが取れない人やスポーツをしている人など疲れが溜まっている人にもおすすめの食材です。
ビタミンB1の多い豚肉などと一緒に食べるとより良いかと思います。
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