2021-04-14 (Wed)
10:34
✎
ジャガイモのビタミンCは熱に強いのが特徴
ジャガイモの主な成分は、炭水化物であるでんぷんです。
ジャガイモにはビタミンCも豊富ですが、その特徴は熱に強いことです。
本来ビタミンCは水溶性の為、熱にも弱い性質を持っていますが、ジャガイモのでんぷんがビタミンCを守ってくれるのです。
なので加熱しても壊れにくくビタミンCもしっかりと摂取できます。
ビタミンCと言うと果物を思い浮かべると思いますが、ジャガイモのビタミンCは、みかんと同じくらい含まれています。
特に皮の部分付近に多く含まれていますので、皮ごと食べるとより多くビタミンCを摂ることができます。
皮ごと食べる時は、ジャガイモの芽は毒なので特に注意しましょう。
ジャガイモはチルド保存で2倍の甘さになる
ジャガイモと言うと普通は常温保存が定番かと思いますが、チルド室保存がおススメです。
その理由は、でんぷんの働きによるものです。
ジャガイモは、寒い環境(0℃に近づくと)ではジャガイモ自身が凍ってしまわないように内部のでんぷんを分解して糖質を作り出します。
家庭の冷蔵庫ならばチルド室の温度が最適なのです。
2週間のジャガイモをチルド室保存すると何と甘みは約2倍いもなります。
劣化も防いでくれますし、甘みもアップするのであいしく食べることができます。
でんぷんが粘着質になってねっとりとした食感になるので煮込み料理などに使うとよりおいしくなると思います。
冷蔵保存は乾燥を防ぐようにしましょう
ジャガイモの保存には、適度な湿度が必要です。
そのまま冷蔵保存すると乾燥してしまいますので、水分が抜けてしわしわになってしまいます。
冷蔵庫に入れる前には、乾燥を防ぐ為に布巾や新聞紙、キッチンペーパーなどでくるんでから入れると良いです。
その上で濡れたタオルで覆いビニール袋に入れてからチルド室にいれると良いでしょう。
これで乾燥を防ぐことができます。
チルド室保存のヒントは北国の雪室貯蔵
雪国では、ジャガイモを保存する時に雪の中に埋める雪室貯蔵と言う習慣があります。
雪の中は外気よりも暖かく0℃前後となるので凍結しない上に、ジャガイモが嫌う乾燥も防いでくれます。
しかも、雪室貯蔵を経たジャガイモは何と収穫した時に比べて糖度が16倍にもなります。
この現象は低温糖化と呼ばれ科学的にも実証されていますが、これをヒントにしたのがチルド室保存なのです。
ジャガイモは、新聞紙などに包んで濡れタオルをかぶせてチルド保存がおススメです。
- 関連記事
スポンサーリンク
↻2021-04-14