2020-05-14 (Thu)
08:32
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二間接筋である大腿直筋に多く見られます。
ランニング時に後ろ脚を前方に振り上げる際やサッカーでボールを思いきり蹴る動作で強く脚を張り出す際に多く発生します。
大腿四頭筋の肉離れの多くは、柔軟性の低下が考えられますが、大腿直筋が二関節筋であることから股関節と膝関節の運動の不具合が原因とも考えられます。
大腿直筋の肉離れを疑う際には、膝の屈曲角度を腹臥位で調べます。
軽度の損傷では、90°以上屈曲、中程度では90°以下、重度では45°以下に屈曲制限されます。
中程度以上では、代償動作により股関節が屈曲してきます。
逆に股関節の動きに関係がなければ広筋群の損傷が疑われます。
症状
受傷部位に疼痛と重症度に応じて腫脹、皮下出血、硬結、膝屈曲制限が生じる。
皮下出血は受傷後数日してから見られる。
Ⅰ度 軽度の痛み、筋腱複合体の最小限の損傷 |
Ⅱ度 筋力、可動域が制限される筋腱移行部の損傷 |
Ⅲ度 筋腱移行部の断裂 |
RICE処置
軽度であれば痛みの出ない範囲でストレッチ
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↻2020-05-14