2021-04-11 (Sun)
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キュウリには血管を丈夫にするシトルリンが含まれる
キュウリに含まれるアミノ酸の一種であるシトルリンには、血管拡張作用があります。
血管が広がるので血液循環をスムーズにする効果が期待できます。
高血圧の予防などによく血管を丈夫にしてくれるでしょう。
また、ミネラルであるカリウムも豊富です。
カリウムは、体内の余分な塩分を体外に排出してくれる作用があります。
むくみの予防にいいとされます。
むくみの原因は、塩分の摂り過ぎが考えられるからです。
キュウリは、約95%が水分ですが身体にとってもうれしい成分も含まれています。
キュウリはぬか漬けにすると栄養価アップ
キュウリは、残念なことに世界一栄養がない野菜としてギネスに認定されています。
ですが、シトルリンやカリウムなども含まれていますし食べ方によっては栄養価をグンと高めてくれます。
おススメの食べ方は、油でさっと炒めることです。
キュウリには、ビタミンCを酸化させてしまうアスコルビナーゼが含まれています。
アスコルビナーゼは、熱に弱いので加熱するとその活性が失われますので他の野菜のビタミンCを壊さずに済みます。
さらにキュウリをぬか漬けにすれば、もともとの栄養素をそのままにぬかの持つ栄養成分をキュウリが吸収してくれますので一気に栄養価を高めることになります。
ぬか漬けにすることでキュウリに含まれるビタミンB1は8倍にもなり、カリウムやビタミンKは3倍、ビタミンCも1.5倍に急増します。
また、ぬか漬けの乳酸菌も一緒に摂れるので腸内環境を整える効果も期待できます。
キュウリはぬか漬けで食べるようにすると良いでしょう。
とは言ってもぬか漬けを自分で作るのはなかなか難しいかと思います。
では簡単にぬか漬けをを作るにはどうすればいいのでしょうか。
簡単にキュウリのぬか漬けを作るには?
ぬか漬けが身体に良いと思っていても自分で作るのはなかなか難しいことです。
そんな時は、市販の熟成ぬか床を使うのもおススメです。
深めのホーロー容器や密閉容器などにぬか床を入れて、水気をよく取って塩を塗り込んだキュウリを埋め込みます。
そのままのキュウリなら冷蔵庫で半日から1日程度で完成します。
キュウリの苦みは板ずりで減らす
キュウリには、ほんの少し苦みが感じられる成分ギ酸が含まれています。
ギ酸はアクのもとになる物質でキュウリの維管束という場所にあります。
アクを抜く時は、キュウリの先端を期ってこすり合わせるか、塩を振ってまな板の上でこすり合わせる板ずりをするといいでしょう。
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