2021-04-06 (Tue)
10:13
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ビタミンCは皮の下に豊富
大根の主な栄養素は、カリウムとビタミンCです。
ビタミンCは、根の外側と葉に送られる為、中心よりも外側の皮付近に豊富に含まれています。
大根の先端には辛みのもとが含まれます。
大根のぴりっとする辛さは、細胞が傷つくことで活性化するイソチオシアネートです。
殺菌作用がある成分ですが、根元と皮に多く含まれています。
辛みが苦手は人は、根本と皮を切り落とすと良いかと思います。
大根に含まれる酵素もビタミンも加熱で大損失
冬の定番料理であるおでんですが、、おでんの大根は大変人気のある具材です。
ですが、実は栄養価の面から見るとかなり残念なことになっています。
大根には消化を助けるジアスターゼ、脂肪の分解を促すリパーゼと言う酵素も含まれています。
酵素は、熱に大変弱く50~70℃ほどでその活性が失われてしまう性質があります。
そして、ビタミンCも水溶性ですので水に流れてしまいますし熱によっても壊れてしまいます。
このことから大根を煮込んでしまうと栄養価はほぼゼロになってしまうのです。
大根のビタミンCは、皮付近に多く含まれていますので皮を剥いて憎んでしまうとさらになくなってしまうのでほぼゼロになるでしょう。
おでんの大根は栄養面で見ると悲惨な状態になっていると言えます。
煮込めば煮込むほどに栄養はなくなってしまいます。
大根の栄養を摂りたい場合は、煮込まずに生で食べる方が良いです。
もちろん食事は栄養を摂取することだけが目的ではないので、おでんを楽しみたいのであれ、栄養関係なく楽しん食べましょう。
栄養を摂取したいなら皮ごとおろすが良い
大根に含まれる栄養素をしっかりと摂るなら皮ごと生で食べるのがベストです。
大根は、大根おろしにして食べると良いでしょう。
大根は細胞が傷つけられると辛み成分であるイソチオシアネートが活性化します。
血液循環を良くしたりアンチエイジング効果も期待できたり発がん抑制にも良いとされています。
ですが、イソチオシアネートではおろして15分ほどで半減してしまいます。
大根をおろすのは食べる直前にすると良いでしょう。
すばやく上下に動かすようにすると辛みが強くなり、のの字を書くようにすると和らぎます。
汁にもイソチオシアネートが流れ出るので汁ごと食べるのがポイントです。
大根おろしは風邪予防にもなります。
大根おろしの殺菌・消炎作用は、薬膳でも活用されています。
おろして出た汁にハチミツを加えて飲むと喉の痛み抑えることがきるとされています。
ビタミンCも風邪予防になります。
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