2021-04-06 (Tue)
09:31
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ジャガイモのでんぷんはビタミンCを守る
ジャガイモには、意外かもしれませんがビタミンCが多く含まれています。
水溶性ビタミンであるビタミンCは、熱に弱く水にも流されやすい性質を持っています。
ですが、ジャガイモに含まれるビタミンCは、でんぷんに守られているので熱に強く水にも流されにくくなっています。
なので加熱調理してもジャガイモに含まれるビタミンCは壊れにくいと言う特徴があります。
また、ジャガイモの皮にはポリフェノールの一種であるクロロゲン酸が含まれています。
このクロロゲン酸は、皮に近い部分に多く含まれていますので皮を剥いてしまうともったいないとも言えます。
皮ごと食べると効率よく栄養を摂取できます。
ジャガイモは美容と健康の強い味方
皮ごと茹でよう
ジャガイモの大きな特徴は、ビタミンCが壊れにくいことです。
ビタミンCは、抗酸化作用があり、コラーゲンの生成を助ける作用を持っていますので美容面や健康面でも良いと言えます。
ビタミンCが壊れにくいと言っても皮を剥いたり細かく切って火にかけたりすると、やはり4~5割程度のビタミンCを損失してしまいます。
ですので茹でる時は必ず皮ごとが良いのです。
皮には実よりも鉄分やカルシウムが豊富に含まれていますので他の調理でも皮つきがおススメです。
例えば、むくみを予防するカリウム、肌や血管などの酸化を防ぐポリフェノールであるクロロゲン酸なども皮ごと茹でると損失を防げるので効率よく摂取することができます。
ジャガイと言うと炭水化物食の塊と言うイメージを持っているかもしれませんが、ビタミンCはリンゴの7倍、みかんと同じくらいの量を含んでいます。
もちろん食べ過ぎは太る原因になりますが、適度に食べる分には何の問題もありません。
ビタミンを守るなら水から茹でる
ジャガイモの茹でるポイントはジャガイモを入れるタイミングです。
必ず水から茹でるようにしましょう。
沸騰したお湯だと中に火が入るまで時間がかかってしまう為、外側のでんぷんが水をすってしまいふくらんで細胞壁を壊して栄養を流失させてしまいます。
ゆっくり茹でると適度な水分を含みじわじわ加熱する為に甘くほっくりと仕上がります。
栄養面でもおいしさの面でも皮ごと、水から茹でる、と言う方法は理にかなっていると言えます。
フライドポテトの食べ過ぎは危ない
ジャガイモと言えば、フライドポテトやポテトチップスも大人気でしょう。
ですが、120℃以上の高温で長く調理したジャガイモには、アクリルアミドと言う発がん性物質が増えています。
焼いたり揚げたりする場合でも子がし過ぎは注意が必要かもしれません。
また、糖化物質であるAGFも増えていますので老化の促進、動脈硬化などのリスクを高めてしまうと考えられます。
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