Top Page › 健康・栄養・食事 › 栄養を無駄にしない食べ方 › ホウレン草は切り方とタイミングで栄養効率アップ
2021-03-18 (Thu) 11:10

ホウレン草は切り方とタイミングで栄養効率アップ

ホウレン草は茹でる前に切るはNG
電子レンジ加熱前はOK
ホウレン草は、緑黄色野菜でβカロテン、ビタミンC、鉄、マグネシウム、亜鉛などのミネラルも豊富な野菜です。

ホウレン草は小松菜と違い、アクが強いので下茹でする必要がありますが、切り方や切るタイミングで栄養素を損失することがあります。

栄養を効率よく摂取するには、切り方やタイミングを考えることが必要です。

まず、茹でる前に切るのはNGです。

ホウレン草は、切り口からビタミンCがどんどん失われてしまうからです。

ホウレン草は茹でているうちにも4割ものビタミンが失われています。

これを防ぐ為には、ホウレン草を切るのは茹でた後に行うことなのです。

茹でた後に切るようにすれば、ビタミンの損失を最小限に抑えることができます。

ホウレン草を切るのは茹でた後が鉄則です。

また、ホウレン草は葉先と根元で含まれる栄養素が異なりますので、冷凍して小分けに使う時は1回分で使う量のなかに根元と葉先が含まれるように切り分けると良いかと思います。

ホウレン草のビタミンは葉先に集中しています。

ホウレン草の生長点は葉先ですので根元の栄養を葉先に送るのでビタミンなどの栄養は葉先に豊富に含まれています。

ホウレン草を選ぶときのポイントとしては、葉先の色を見て濃いものを選ぶと良いです。

葉先が濃い色であればその分、栄誉が豊富と言えます。

一口にホウレン草と言っても、今は色々な種類があります。

ちぢみホウレン草は、葉肉が厚く寒さにあたってぐっと甘みを増したものです。

鍋物などに最適です。

赤茎ホウレン草やサラダホウレン草は、アクが少なくやわらかいので生食できます。

ホウレン草のアク抜き
アクの正体は、シュウ酸です。

えぐみだけでなく、尿路結石の原因にもなりますのでアク抜きををしっかりとしましょう。

ビタミンの損失に気をつけて下茹でしたり電子レンジを使うのもいいかと思います。

下茹でするときは、さっと短く行うことが重要です。

アク抜きの方法
方法1:たっぷりのお湯に30秒ほど塩ゆでして、その後に冷水であら熱をとる。

方法2:多少アクは残りますが食品用フィルムで包み電子レンジに20秒ほどかけ冷水にさらす。

方法3:少なめのお湯でゆでて流水で冷やす。かつお節などでうま味を足してアクの雑味を消す。


常温保存だとビタミンが損失、ホウレン草はデリケート
ホウレン草のような葉物野菜は、面積が大きい葉の部分から水分がどんどん抜けていきしなびれてしまいます。

常温保存だとビタミンCが1日で60%も減ってしまいます。

なのでできる限り鮮度の高いうちに食べるようにするか、アク抜きをして冷凍するかすると良いです。

買って直ぐに食べない時は、アク抜きをして冷凍保存です。

関連記事

スポンサーリンク

2021-03-18

Comments







非公開コメント