2021-03-15 (Mon)
10:46
✎
外側と中心部ではβカロテンの量が2.5倍も違う
ニンジンの栄養素と言えば、βカロテンです。
βカロテンは、ビタミンAの前駆体で体内でビタミンAに変化します。
抗酸化作用があり美肌に良いとされ、粘膜の健康維持に必要なので風邪の予防にも良いとされています。
ニンジンはβカロテンが豊富ですが、部位によってその量が大きく違います。
外側の部分と内側の部分では、2.5倍もβカロテンの含有量が違うとされています。
ニンジンは、時間が経つとニンジンの中心部から葉が伸びることもありますが、これは栄中心部の栄養が葉に送られてしまうからです。
つまり中心部分は時間が経つほど栄養が抜けていき食物繊維のみの状態になっていくと言えます。
千切りやそぎ切りにしていく場合、最後はほぼ残りかすになったニンジンを食べていることになるかもしれません。
一度に使いきれない場合、外側と中心部を一緒に食べられる乱切りや輪切りにすると良いでしょう。
ニンジンの葉はすぐに切り落としましょう
ニンジンの葉は、食用部分の3倍のタンパク質と5倍のカルシウムを含んでいます。
根菜類は、栄養を葉の生長に使う為中心部がやせていってしまいます。
葉付きニンジンは、すぐに葉と根を切り分けましょう。
中心部の栄養素はほぼゼロ
ニンジンには、外側にβカロテンが多く含まれています。
芯を通じて養分が中心部から葉に送られます。
その為、時間が経つと中心部はビタミンが抜けてほぼ食物繊維だけになってしまいます。
皮ごと食べればカロテンは2.5倍、ポリフェノールは4倍に
ニンジンの皮と呼んでいる部分は、内鞘細胞と言うもので、可食部分の一部です。
本来のニンジンの皮はとても薄く、出荷前の洗浄時にほとんどがむけてしまいます。
内鞘細胞には、中心部の役2.5倍ものカロテンが含まれていて、ポリフェノールも4倍も含まれています。
ニンジンは皮ごと食べるのが断然良いのです。
生のニンジンはビタミンCを壊すので注意
生のニンジンには、アスコルビナーゼと言う酵素が含まれています。
アスコルビナーゼは、ビタミンCを酸化させてしまいビタミンCの効力を失わせてしまいます。
この酵素は細かくすることで活性化します。
なので生のニンジンのすりおろしなどに、ビタミンCを含む野菜を合わせてしまうと参加がどんどん進んでしまいビタミンCを摂取できなくなってしまいます。
生で食べる際は、細かく切らずにビタミンCと一緒に食べないようにすると良いでしょう。
または、アスコルビナーゼは酸に弱い為、酸性のドレッシングと一緒に食べるとアスコルビナーゼの活性化失われてビタミンCを守ることができます。
酵素は、熱にも弱い為炒めたりすのもいいでしょう。
一方、βカロテンは脂溶性の為、油と一緒に摂取すると吸収率が高っクなります。
ニンジンは、油で炒めて食べると効率よく栄養素を摂取できると言えます。
- 関連記事
-
- イチゴはヘタを切るとビタミンが半分に!
- カリフラワーのビタミンCは熱に強い、生なら100%摂取できる
- セロリ、大根、カブの葉は栄養が豊富
- ニラは部位ごとに切り方を変えると効率よく栄養摂取できる
- 生姜は加熱すると身体を温めるショウガオールが増える
- 食材の切り方で栄養価が変わる!食材によって切り方を変えよう
- 最も栄養価が高いとされたアボカドは生で食べよう
- ゴボウの皮むきとアク抜きは不要!栄養素が無駄になる
- 骨付きの肉はお酢を加えると柔らかくなりカルシウムもアップ
- 柿は生より干し柿で食べると味も栄養もアップ!栗見は2時間浸水で消化を助ける
- ニンニクはすりおろして食べると言い
- 加熱すると得する食材と損をする食材
- ビタミンB1が豊富な豚肉は長ネギと一緒に焼いて食べよう
- 味噌汁は50℃で作ると良い、ごまはそのままだと栄養が吸収できない
- ホウレン草は切り方とタイミングで栄養効率アップ
スポンサーリンク
↻2021-03-15