2021-03-03 (Wed)
13:45
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今の日本人の約7割は野菜不足と言われていますが、野菜の栄養価は昔と比べて激減していることを知っているでしょうか。
食材に含まれるビタミンやミネラルなどの栄養素は昔と比べて減っているのです。
例えば、一般に市販されているホウレン草のビタミンCは50年前と比べてほぼ3分の1になっていて、鉄分は6分の1以下まで低下しているのです。
ビタミンやミネラルが減少した原因の一つには大量生産による土壌のミネラルが減ったことが影響しています。
また、野菜だけでなく精製技術が上がったことで米などの穀類の栄養も減っています。
野菜不足に加えて食材の栄養価自体も下がっているので、昔と同じ栄養を摂るにはたくさん食べる必要があります。
ホウレン草で言えば、昔は1わでよかったものを昔と同じ栄養価を摂ろうと思ったら今ではその3倍の3わ必要になるのです。
食材の栄養価が下がっているので、できるだけ食材の栄養素を逃がさないように効率よく食べることが大事とも言えます。
昔と今ではこんなにも違う
1950年と2005年の栄養成分を比較すると最大で8割以上減少しているものもあるようです。
ニンジン
ニンジンのビタミンAは55年の間に3280μgも減少しています。
昔はニンジン1本で摂れていた量も今では相当の本数食べないといけなくなります。
アスパラガス
アスパラガスのビタミンB2も半分にも減っています。
劣化も早いので購入後は早めに食べるようにしましょう。
キャベツ
キャベツのビタミンCは半分ほどに低下しています。
ホウレン草
ホウレン草の鉄分は、なんとマイナス85%まで落ちています。
食材に含まれる栄養素を無駄にしない食べ方をしましょう
食事は毎日かかせませんが、食べ方を工夫することで効率よく栄養素を効率よく摂取できます。
栄養価が低下している現代では、効率よく栄養素摂取することが大事なので食べ方を気にしてみましょう。
皮をむく、切る、茹でる、保存するなど今まで常識だと思っていた方法が、実は9割以上も栄養を無駄にしていることもあるのです。
切り方一つでも栄養素が変化します。
ざっくり切る、刻めば刻むほど栄養が摂れるなど、実は切り方一つでも栄養が増えたり減ったりもします。
食材によって切り方を変えるといいでしょう。
また、焼く、煮る、蒸す、、調理の仕方で栄養素をアップさせることもできます。
お酢、オイルなどと合わせることで体内の栄養吸収がアップする食材もあります。
そして、保存する時間や場所、期間、食べるタイミングで食材の栄養を大きく変えることにもなります。
保存の仕方一つでも栄養素を逃がさない為には大事なのです。
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