2021-02-16 (Tue)
10:31
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日本人の肥満はそんなに神経質になる必要はない
厚生労働省が発表した国民健康栄養調査では日本人の肥満の割合は、男性が31.3%、女性が20.6%だそうです。
この数字だけを見ると太っている人が多いとも思うかもしれません。
ただ日本人の肥満は、欧米人の肥満とは明らか胃に違います。
欧米人は、日本人の肥満とは異なり極度の肥満です。
日本人では100Kgを超える人は、かなり稀になりますが欧米人ではかなりの割合でいます。
極度の肥満の人が多い欧米では、肥満も血管を痛めるリスクとされています。
しかし、血管を痛めるリスクとして最も影響するのは高血圧と加齢です。
加齢は避けようがありませんので
結局のところ高血圧を防ぐことが血管の老化を防ぐのに最も有効な手段になるかと思います。
欧米と違い極度の肥満が少ない日本では、欧米ほど肥満を気にする必要はないと言えます。
むしろやや太めの人の方が長生きをすると言うデータがあります。
高血圧は、塩分の摂り過ぎを気を付けることが大事と言われています。
塩分過多の食事をしている人や加工品ばかり食べている人ほど高血圧になるリスクは高くなることでしょう。
日々バランスのいい食事をして適度に運動をし十分な睡眠を取ると言う事が大事です。
あまりにも太り過ぎている場合は、もちろん体重を落として適正範囲になるようにはしましょう。
BMI22~26が長生きする
体格指数であるBMIによる理想値は22とされています。
BMIは、世界的に利用されいる体格指数で健康診断の標準体重の基準にもなっています。
標準値は18.5~25未満と設定されています。
BMIは、体重と身長から割り出す数値で体脂肪率は無視していますのであくまで目安になります。
体脂肪率も考慮して体格を判断するといいでしょう。
BMIが25以上だと肥満と言う事になりますが、やや太めの方が長生きする傾向にあるようです。
欧米の調査によると最も長生きする群は、BMIが24と言う結果が出ているようです。
日本人の体形で言えば、少し太めが一番長生きすると言う事になります。
もちろん肥満は良くはありません。
欧米人に多い極度の肥満は問題ですが日本人ではごく稀です。
では反対にやせればやせるほど良いのかと言うとそうでもなくこれもこれで問題です。
BMIが低すぎるとこれも死亡リスクが高まっていきます。
適度に脂肪もあった方が健康に良いと言う事です。
健康寿命を長くするには、薬は極力避けて栄養をしっかりと摂り、適度に身体を動かす運動を日常的に取り入れると言った基本的なことが一番大事かと思います。
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↻2021-02-16