2021-02-12 (Fri)
14:57
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長寿を脅かす意外な要因とは?
日本人の平均寿命は延び続け世界一とも言われています。
医療者を含む多くの人が日本人が長寿になったのは医療の進歩のおかげと考えているのではないでしょうか。
しかし本当にそうなのでしょうか?
米国の研究者が、三大死因を厳密に検証した結果を発表し1位が心臓病、2位がガン、3位が過剰な医療を挙げています。
これは事実です。
欧米で発表された多くの論文で医療を受ければ受けるほど平均寿命が短くなると言う事が浮き彫りにされています。
日本人は予防の名のもとに検診を受け基準値を超えたと言っては薬を飲みます。
でもその基準値は本当に正しいのでしょうか?
このことに目を向ける人はほとんどいませんが果たしてそれでいいのでしょうかと言う事です。
米国のある報告では、心臓病、ガンに次いで過剰な医療が死亡原因の3位です。
年間約250,000人が不適切な医療で亡くなっているようです。
高血圧の基準値は下がり続けている
日本人に最も使われている薬は血圧の薬である降圧剤です。
つまりそれだけ高血圧の人が多いと言う事になります。
では、なぜ高血圧の人が多いのでしょうか。
塩分の摂り過ぎとかよく言われますが、そもそも血圧の基準自体、昔に比べて厳しくなり下がってきています。
最近のメタボ検診では130/85が基準値とされていますが、1948年の時は180/110でした。
その後も改定されていき、どんどん基準が下がってきています。
1977年の時は160/95、2003年の時は140/90、2008年のメタボ検診は130/85
メタボ検診では、上の130と下の85のどちらかでも引っかかっただけで高血圧の診断になってしまいます。
昔と比べて高血圧の基準が厳しくなっているので高血圧の人が増えたと言えます。
この基準がそもそも正しいのでしょうか?
薬を飲まない方が寿命が長い?
検診を受けると2人に1人の割合で高血圧患者が生まれていくとされています。
それでも薬を飲めば健康になれるならいいですが、実際はどうなのでしょうか。
過去10年のデータを見てみると日本人の血圧は低下傾向にあります。
なのに、半分の人が治療を受けなければならない理由がどこにあるのかということです。
ある製薬会社が自社の薬に都合のいいように論文を改ざんしていた事件が問題にもなりました。
欧米の大規模調査にもこれに似た不自然な数字がたくさんあり薬を飲んでも飲まなくても寿命に差が出ないと言う報告がほとんどなのです。
そもそも論文自体信用できない可能性があり問題があるということです。
過剰医療の問題は深刻な問題と言えます。
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