2021-02-02 (Tue)
09:56
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消化が良い食べ物は身体に良いとは限らない
一般的に消化が良い食べ物は、健康に良いと言うイメージがあるかもしれませんが、そうとは限りません。
消化の良い食べ物は、柔らかい食べ物でもありますが、柔らかい物ばかり食べていると顎の力や飲み込む力が衰えてしまいます。
硬い食べ物は、よく噛んで食べなければいけませんので顎の力が自然と鍛えられ顎の骨や歯も強くなり飲み込む力も鍛えられます。
子供の頃から柔らかい物ばかり食べていると歯を失いやすく飲み込む力も弱くなりがちなので、高齢になると食べる力が弱くなり早くに衰弱しかねません。
こういう理由で硬い物を食べた方が良いと言えるのです。
柔らかい物はGIも高い
柔らかい食品ほど闘病病や肥満の原因になると言われているGI値が高い傾向にあります。
GI値とは、グリセミックインデックスと言って血糖値の上昇のスピードを数値化した値です。
ブドウ糖を100として食品ごとに相対的に表されています。
GI値が高い食品ほど血糖値が急激に上昇しやすく糖尿病や肥満に繋がりやすくなります。
GI値が低い食品は、硬い食べ物になるので硬い物を食べた方が健康に良いと考えられます。
病気の時や胃腸の調子が悪い時以外は、消化の良い柔らかい物よりも硬くて歯ごたえのある食べ物の方が健康に良いと言えます。
消化良すぎてNGな食品
レトルト食品
食品を加工して長時間過熱している為、食品の原型をほとんどとどめていません。
なので柔らかくどろっとした物が多いです。
非常食などの携帯食としは優れていますが、常食するのは控えた方が良いでしょう。
缶詰
缶詰もレトルト食品と同じ理由でNGになります。
魚や野菜の水煮、果物のシロップ煮も食品の原型はかろうじてとどめているものの食べると柔らかいので非常食以外はあまりおススメはできません。
煮込み料理
カレーやシチューなど長時間煮込む料理は味のおいしさを楽しむには良いですが食材が柔らかくなってしまうので控えた方がいいでしょう。
ジュース
せっかくの野菜や果物を使っていても噛むのではなく飲むだけになるのであまりおススメはできません。
特に缶ジュースの場合は、精製した野菜や添加物を加えてあるおでNGになります。
身体にOKな物
生もの
野菜や果物など加熱せずに生のままなら噛む、飲み込むがしっかりとできます。
皮の真下に抗酸化作用のある物質が含まれているので、なるべく皮ごと食べるようにしましょう。
乾物類
野菜や果物、海産物などの乾物は硬く、生の状態よりもさらに噛む、飲み込む必要があるので良いでしょう。
シンプルな方法で調理した食べ物
野菜ならサラダ、魚は刺身やカルパッチョなど生に近い状態で食べる調理法が良いでしょう。
ほかに焼く、ゆでる、蒸すといったシンプルな調理法なら食品の原型もくずれにくいです。
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