2020-12-17 (Thu)
09:41
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食べ物は、何を食べるかよりも何と食べるかによって栄養を効率よく摂取できなくなる場合があります。
鉄分を摂るためにホウレン草を食べる、牛乳でカルシウムを摂る、果物でビタミンCを、というように食べ物に含まれる栄養素を元に何を食べるか選んでいる人は多いかと思います。
もちろん、これは間違いではありませんが、何と食べるかによって食材に含まれる栄養素を効率よく摂取できなくなる場合もあるので何と食べるかを意識することもとても大事と言えます。
では、一体どんな食べ合わせがNGなのでしょうか。
NGな食べ合わせ
玄米と野菜
玄米と野菜だけと言うのはあまりおススメはできません。
玄米と野菜はどちらも食物繊維が多く含まれていますので食物繊維の摂り過ぎになってしまう可能性があります。
食物繊維はカルシウムやマグネシウムを排出する働きがあるので摂り過ぎてしまうとこれらのミネラルが不足してしまうこともあります。
ひじきと大豆
実はこれはNGな食べ合わせになります。
大豆のフィチン酸がひじきのカルシウムの吸収を妨げてしまいます。
また、大豆には排便を促してくれる作用をするサポニンが含まれていて
ひじきには食物繊維が含まれているので腸が弱っている人は注意が必要です。
大根とニンジン
ビタミンCは壊れやすい性質を持っています。
ビタミンCは、イチゴ、ミカン、レモン、ホウレン草、小松菜、ピーマン、大根の葉、キャベツなどに多く含まれていますが、きゅうりやニンジンと一緒に食べてしまうとビタミンCが壊れてしまいます。
一緒に食べる時は酸を加えるか熱を加えるとビタミンCを壊すアスコルビナーゼの活性を抑えられます。
甘エビとイクラ
ビタミンB1は、落花生、レバー、豚肉、イクラ、スジコなどに多く含まれ不足すると疲れやすくなります。
エビにはビタミンB1を壊すアノイリナーゼと言う酵素が含まれています。
エビの他にもワラビ、ゼンマイ、シジミ、カニなどにも含まれています。
エビとイクラを一緒に食べてしまうとビタミンB1を壊してしまい効率よく吸収できなくなってしまいます。
ですが、アノイリナーゼは熱を加えるとその活性が失われますので加熱をして食べると良いでしょう。
お寿司や刺身で食べる場合は注意が必要です。
ニンジンとバター
こちらはビタミンAが多く含まれているので一緒に食べると過剰摂取に繋がる可能性があります。
脂溶性ビタミンは、体内に溜まりやすいので過剰症を引き起こしてしまうので注意が必要です。
枝豆とチーズ
カルシウムを多く含むチーズですが、枝豆に含まれるフィチン酸が含まれていますがフィチン酸はカルシウムの吸収を阻害してしまいます。
また、玄米とコンニャクも同じ理由でNGです。
玄米に含まれるフィチン酸がコンニャクのカルシウムの吸収を妨げてしまいます。
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