2020-12-09 (Wed)
11:52
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鬱病は数値で測れない
鬱病は、他の病気と違いが分かりにくい病気と言われています。
それは、胃や心臓などの臓器の病気でしたら痛みや不快な症状がありますが、鬱病は心が病んでしまい客観的は判断が難しいのです。
また、身体の病気なら血液検査の数値やレントゲン検査の画像などを使って治療が必要かどうかの判断をすることができますが、心理的疲労度は数値で測定することができません。
鬱病は、仮面鬱病と言って頭痛や動機、めまい、筋肉痛、腰痛などの身体症状として表れることもあり、その裏に隠された鬱病が見逃されてしまうことがあります。
家族の様子や行動がいつもと違うような感じがあり2週間以上続き場合は鬱病を疑ってもいいかもしれません。
他の病気と同じで鬱病も早期発見が重要です。
鬱病の可能性を判断、こんな症状はありませんか?
・1日中、気分がうつうつとした日が続く
・いつもなら楽しめることに興味が持てずに楽しめなくなった
・体重が急激に減った、または増えた。食欲がない日が続く、または食べ過ぎる
・寝れない日が続く、または寝すぎる
・イライラすることが続き、何も考えられなくなる
・疲れやすくなった。何もする気が起きない
・自分には価値がないと感じ、全て自分が悪いと思う
・集中力がなくなったと感じる
・死にたいと思い、どうしたら死ねるかと考える
上記のうち5個以上(最初の二つのいずれか含む)が2週間以上続いている場合は、鬱病である可能性が高いと診断されます。
鬱病の人が訴える3つの症状
憂鬱感
不安感・イライラ感
睡眠障害
鬱病の初期に訴えることが多い症状です。
鬱の前兆
無口になる。疲れやすい、イライラ感
これまで普通に過ごしていたのに、気持ちが沈む、やる気がでない、理由もなく泣きたくなる等の症状は抑うつ症状と言います。
口数が少なくなったり、疲れやすくなったり、話をしていも聞いていないように思われるなら要注意となります。
本人が、なぜこうなってしまったんかと焦ることで憂鬱感はさらに増すこともあります。
こうした抑うつ感が毎日続くようなら鬱病の可能性があります。
身の回りのことや好きだったことをしなくなる
今まで好きだったことが億劫になり楽しめなくなることを抑制症状と言います。
好きだったスポーツをしなくなるなど興味関心を失ってしまいます。
毎日していたことをしなくなるのも特徴で新聞を読まなくなったり、テレビを見なくなったりする人もいます。
着替えや歯磨きなどの身の回りのことをしなくなることもあります。
夜中に目覚めたり寝起きにぼーっとしている
鬱病の人のほとんどが睡眠障害があります。
寝ようとしても寝付けない入眠障害、寝ていて夜中に目が覚めてしまう中途覚醒、早朝目が覚めてしまう早期覚醒などがあります。
また、十分に寝たはずなのに熟睡したと思えないこともあります。
反対に寝過ぎてしまう人もいます。
このような睡眠に問題が出たら注意が必要です。
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