2020-11-25 (Wed)
15:34
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安静にしても腰痛は良くならない
日本人の多くが腰痛を経験しますが、病気などが原因で腰痛が出る人は15%程度と言われています。
腰痛を訴える人のほとんどが原因が分からずに腰が痛いと感じていることになります。
いわゆる慢性的な腰痛で、これは非特異性腰痛とも呼ばれています。
きっかけにぎっくり腰を挙げる人も多くいますが、これは一過性の捻挫のようなものです。
周り筋肉に激痛がでますが、数日から数ヶ月で自然に治るのが普通です。
非特異性腰痛が何か深刻な病気に発展することはまずありませんので心配はいりません。
とは言っても慢性的な痛みは日常生活に支障をきたし不自由に感じる人も多いかと思います。
そして、悩んでいる人には共通点があります。
安静が大事と考えて、腰をかばってなるべく動かさないようにしている人も多いことでしょう。
ですが、動かさないでいると血流も悪くなり筋肉が固くなってしまい痛みが取れるどころか悪化してしまいます。
適度に動かし血液循環を良くしてあげることが腰痛の改善には必要です。
腰が痛いからと言って動かさないのもよくありませんので、痛みが出ない範囲で良いので動かすようにしましょう。
また、腰痛ベルトなどでしっかりと固定するのも良いともいえません。
ベルトは腰椎を安定させてくれますが、根本的な改善に繋がるわけではありません。
痛みがひどい時以外は、なるべくしないほうが良いでしょう。
不安は腰痛の原因になる
腰痛は心理的な要因もあります。
ぎっくり腰の再発や痛みの悪化を恐れていると腰痛は良くなりません。
こうした腰痛の不安を常に持っていると自律神経を乱してしまい脳の痛みを感じる回路をONにしてしまいます。
つまり
怖い⇒動かない⇒ますます痛い
と言う負のスパイラルに陥ってしまいます。
腰痛への不安をなくすことも腰痛対策になります。
腰痛のウソ
・腰痛の一番の原因は病気
・腰痛は安静にして治す
・腰を守るベルト
・ぎっくり腰は再発するから怖い
・仕事、家事、育児、多少のムリも厳禁
腰痛を脳で治す方法
・毎朝、鏡に向かって腰は痛くないと宣言する
・日常生活でも身体を活発に動かす
・好きな音楽を聴く
・ストレスを発散させる
腰痛は安静にしていれば治るという思い込みをまずは捨てましょう。
できればベルトも外して少しずつ身体を動かすようにしましょう。
身体を動かしていくうちに痛くないと言う自信がついてきて痛みを軽減させてくれるでしょう。
神経伝達物質であるセロトニンやドーパミンは痛みを和らげる、快楽、やる気を出させてくれます。
ウォーキングをしたりペットと遊んだり、日光を浴びたり、好きな音楽を聴いて気分を高揚させたりすると増えます。
また、ストレスはこれらの神経伝達物質を減らしてしまうのでストレスを溜めないようにすることが大切です。
ストレスを常に感じていると痛みを感じやすくなります。
ストレスは上手く発散させる方法を見つけることが腰痛の予防、改善に効果的です。
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