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2020-11-13 (Fri) 09:51

現代は隠れ栄養失調の人が多い、野菜は昔よりも栄養価が低くなっている

現代人は隠れ栄養失調が多い
現代は飽食の時代と言われています。

かつてはやせている日本人が多かったですが、肥満に悩む人も増えてきています。

そんな現状ですが栄養失調の人も多いのです。

栄養失調と言っても昔の栄養失調と違い、一見そうとはわからない隠れ栄養失調の人が多くなっています。

ちゃんと食事をしているのに、なかなか疲れが取れない、何となく身体の調子が悪いなど

こういった時間がある人は隠れ栄養失調の可能性があります。

ではなぜこんなことになっているのでしょうか?

野菜の栄養価が昔よりも低くなっている
ビタミンやミネラル、食物繊維、カロテンなどの栄養素を多く含む野菜ですが、野菜の栄養価は昔と比べて悪くなっています。

そして、現代の日本人のほとんどの人が野菜不足と言われています。

野菜の食べる量自体少なくなっていて野菜自体の栄養価も少なくなっているので栄養素が足りていない状態になっているのです。

例えば、ほうれん草に含まれるビタミンCは50年前と比べると約3分の1、鉄分は6分の1になっています。

大量生産によって土壌に含まれる養分が減ってしまったのが影響していると考えられています。

そして、実は食べ方にも原因があったりもします。

食べ方や調理方法、保存方法によって9割以上も栄養を失ってしまう場合もあります。

野菜は効率よく食べることが大切と言えます。

大根は加熱しないで生で食べると良い
大根には、消化を助けるジアスターゼ、脂質を分解知るリバーゼと言う酵素が含まれています。

酵素は熱に弱い為、加熱調理するとその活性は失われてしまいます。

水溶性ビタミンであるビタミンCも熱に弱く水に流されやすいので煮込んだりしてしまうと煮汁に溶け出してしまいます。

ですので大根は、おろしたり生で食べたりするのがいいでしょう。

生で食べる場合も皮ごとが大事です。

ビタミンCは皮の近くに多く含まれているからです。

また、できれば葉っぱも食べましょう。

栄養価は葉っぱの方が高くビタミンCはほうれん草の5倍、カルシウムは3.5倍もあります。

葉っぱがついている大根を買って来たら根と葉っぱを切り分けて葉はサッとゆでて冷凍保存を。

葉は脂溶性のビタミンAを多く含んでいるので油と一緒に炒めたりするといいでしょう。

白菜は中心分から食べるのがベスト
白菜の外側の葉にはビタミンC中心部にはカルシウムなどのミネラル類、根本部分にはGABAが含まれています。

白菜は中心から食べることが大事です。

中心部は生長点で、収穫されてからも生長しようと外側から養分をどんどん取り込んでいるからです。

外側から食べてしまうと養分もうまみも抜けた部分から食べることになり、その間栄養価が高い中心部を腐らせてしまうことにもなりかねません。

白菜にはうまみ成分であるグルタミン酸も中心に集まっています。

ですので白菜は中心部から食べるのが良いです。

また、塩もみすると酵素がよく働いて1時間ほどおくとコクやうまみのもとであるアラニン、GABAが多くなります。


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2020-11-13

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