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2020-09-19 (Sat) 15:02

お茶の成分、カテキン類、タンニン類

カテキン類

O-157やピロリ菌に効く、強い殺菌作用
カテキンは、フラボノイドの仲間でフェノール環構造をもつのでポリフェノールの仲間でもあります。

カテキンには、食中毒の原因となる腸炎ビブリオ菌、黄色ブドウ球菌、ボツリヌス菌などの細菌の細胞膜を破壊して殺す働きがあります。

O-157やピロリ菌に対しても有効です。

また、抗ウイルス作用もあるとされインフルエンザや風邪などの感染症から身体を守ってくれます。

お茶でうがいをすると良いとされています。

強い抗酸化力で生活習慣病の予防に
カテキンは、強い抗酸化作用で細胞膜を酸化から守り動脈硬化や心臓病を防ぐ働きをしてくれます。

特にエピガロカテキンとエピガロカテキンガレートは強力な抗酸化力を持っています。

がん細胞の増殖を抑制するとともに傷ついた細胞を保護してくれます。

コレステロールの原料となる胆汁酸の排泄を促して血中コレステロール値を下げてくれます。

カテキンには、悪玉コレステロールと善玉コレステロールのバランスを整える働きもあるとされています。

また、血圧を上げる原因となる酵素ACE(アンジオテンシン変換酵素)の働きを阻害して血圧の上昇を防いでくれます。

結腸地の急激な上昇を抑えたり虫歯や口臭、アレルギー症状を抑えるなどの効果もあります。


タンニン類

紅茶の色素
タンニン類は、お茶の渋みの成分でカテキン類の総称です。

緑茶でタンニンと言えばカテキンを指すことが多いようです。

タンニン類のなかでもテアフラビンとテアルビジンは、紅茶の赤い色素で緑茶には含まれていません。

これらの物質は、カテキン類同様に抗酸化作用、抗がん作用、殺菌作用、抗ウイルス作用など様々な薬効を持っています。

血中コレステロール値を下げる作用もあるので動脈硬化や高血圧、心臓疾患、脳血管障害などを防いでくれ消炎作用もあります。

また、脂肪分解を促しエネルギーに変える働きがあるとされ肥満の予防にも良いとされています。

スポーツをする時は、スタミナを持続させる働きがあります。

アレルギー症状を抑えるロズマリン酸
ロズマリン酸もタンニン類に分類されますが、赤じそやハーブのローズマリーにも多く含まれています。

抗酸化作用がありますのでがんの予防や老化の予防に効果が期待できます。

化粧品にも利用されているようです。

また、強力は抗炎症、抗アレルギー作用がありアトピー性皮膚炎や花粉症、関節炎などの症状を改善してくれます。

マウスを使った実験でも炎症を抑える力が確認されています。

ロズマリン酸を1日14mg、しその葉で6枚程度摂ると効果が期待できるとされているようです。



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