2020-09-17 (Thu)
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ポリフェノールの仲間
ポリフェノールというのは、二つ以上のOH(水素基)がついたフェノール環構造をもつ分子の総称です。
ポリフェノールと言う固有名詞があるわけではありません。
フィトケミカルの中には、ポリフェノールの構造をしたものもあればそうでないものもあります。
抗酸化栄養素の総称は、ポリフェノールではなくフィトケミカルになります。
カテキン、タンニン、アントシアニン、ケルセチン、イソフラボンなどはポリフェノールの仲間です。
主なポリフェノールの仲間
アントシアニン
⇒なす、赤ワイン、ブルーベリー、ブドウ
イソフムロン
⇔ビール
イソフラボン
⇔大豆
カテキン
⇔緑茶
リスベラロール
⇔赤ワイン
タンニン
⇔緑茶、コーヒー
カカオポリフェノール
⇒チョコレート、ココア
アップルフェノン
⇒リンゴ
クロロゲン酸
⇒コーヒー、じゃがいもの、サツマイモの皮
ケルセチン
⇒玉ねぎ、リンゴ
サポニン
⇔大豆
ショウガオール
⇒ショウガ
セサミノール
⇒ゴマ
テアフラビン
⇒紅茶
ルチン
⇒そば
ウーロン茶ポリフェノール
⇒ウーロン茶
ポリフェノールを多く含む食品
赤ワイン
バナナ
マンゴー
ブルーベリー
春菊
強力な抗酸化力で活性酸素を撃退
ポリフェノールは、植物の色素、苦みや渋み成分に含まれている物質で約300種類あると言われています。
赤ワインにはポリフェノールが含まれていて身体に良いと言われています。
赤ワインはタンニンやカテキン、アントシアニン、リスベラロールなどの多くの種類のポリフェノールが含まrています。
ポリフェノールには、強力な抗酸化作用があり活性酸素を除去してくれます。
活性簡素は細胞を傷つけてしまうので生活習慣病やがん、老化の抑制に働くとされています。
ポリフェノールの抗酸化力は、ビタミンEよりも強く細胞内でも細胞間でも細胞膜上でも働いてくれます。
多様な薬効も期待できる
ポリフェノールは、適正な量を摂取すると薬効も期待ができます。
ブドウやブルーベリーに多いアントシアニンは視力の向上や眼精疲労、肝機能強化に効果があるとされています。
緑茶のカテキンには、血中コレステロール値を抑制し高血圧の予防、虫歯や口臭の予防に有効とされています。
ウーロン茶に含まれるウーロン茶ポリフェノールは、脂肪の分解を促進させる働きがあるとされています。
血中コレステロール値も下げてくれるので生活習慣病を予防してくれます。
ココアやチョコレートに含まれるカカオポリフェノールには、ストレスを抑制する働きがあります。
また、リンゴに含まれるアップルフェノンには、ヒスタミンの遊離を抑えてアレルギー症状を改善してくれます。
メラニンの生成を抑えたり活性簡素を除去する働きもあります。
このように多種多様なポリフェノールには、薬効作用もあるとされています。
普段の食事からポリフェノールを摂取できると良いと思います。
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