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2020-09-11 (Fri) 10:03

ほとんどの植物に含まれるフラボノイド

強い抗酸化作用がある黄色の色素
フラボノイドは、黄色系統の色素です。

フィトケミカルのなかでは最も種類が多く4000種類以上あります。

ほとんどの植物に存在していて赤ワインのポリフェノールもフラボノイドに分類されます。

フラボノイドは、化学構造の違いによってフラボノール、フラボン、カテキン、フラバノン、イソフラボン、アントシアニンなどに分けることができます。

1990年代に入ってからフラボノイドの効能が明らかになってきました。

フラボノイドは、強い抗酸化力がありごく少量でも発がん物質の活性を阻害してくれるとされています。

また、細胞の突然変異を防ぐ働きや抗菌、抗ウイルス作用などもあります。

フラボノイドの種類
フラボノール
玉ねぎ、ホウレン草、ケール、パセリ、リンゴ

フラボン
柑橘類、ブドウ、豆類の一部

カテキン
緑茶に豊富
リンゴ、チェリー、梨などの果物にも含まれる

フラバノン
グレープフルーツ、オレンジ、レモンなどの柑橘類

アントシアニン
ブドウ、ブルーベリー、チェリー、赤玉ねぎ、イチゴ、赤ワイン

イソフラボン
大豆、ピーナッツや大麦にも含まれる

心臓病を防いでくれるフラボノール類
フラボノイドのなかでフラボノール類に分類される物質には、ケルセチン、ケンフェロール、ミリセチン、ルチンなどがあります。

これらは、ケール、パセリ、リンゴ、そばなどに多く含まれています。

玉ねぎに含まれるケルセチンは悪玉コレステロールの酸化を防いで、動脈硬化を予防する効果が大きいとされています。

血小板の凝集を抑える働きもあり心臓病の予防に大きな力を発揮してくれます。

フラボノイドの中でも特にケルセチンは吸収、代謝が良くて安定艇的に働くので心臓病を防ぐ効果が高いと考えられています。

毛細血管を強化
そばに含まれるルチンは、ケルセチンとルチノースと言う糖が結合したものです。

毛細血管を強化、高血圧を防ぐ、血中コレステロール値を低下させる、糖尿病を予防するなどの働きをしてくれます。

また、脳細胞の酸化を防ぎ記憶力を高めてくれるとも言われています。

老人性痴ほう症に良いと考えられます。

ルチンは、そばの実の外側の黒い部分に多く含まれているので黒い藪そばを食べたほうが効率よく摂取できます。

ルチンが流れ出ているそば湯も一緒に飲むと良いです。

アレルギーを鎮めるフラボン類
フラボン類には、アピイン、アピゲニン、ルテオリンなどの物質が含まれます。

アピインはセロリの香りの成分で神経系に働きかけイライラや頭痛を
鎮めてくれます。

また、カモミールなどの城や黄色の花の花弁に含まれるアピゲニンにも鎮静作用があります。

カモミールには免疫機能を正常に戻す働きもあり花粉症やアトピー性皮膚炎などのアレルギー症状を改善に良いとされています。

ルテオリンはカモミールに含まれるほか、せっろりやピーマン、春菊などにも含まれていますが、しそにも豊富で特に活性が強いとされています。

カテキン類
カテキン類には、カテキン、エピガロカテキン、エピカテキン、エピガロカテキンがレートなどが含まれます。

紅茶や緑茶の苦み渋みの成分で様々な効能を持つことが明らかになっています。

柑橘類特有のフラバノン類
フラバノン類に含まれる物質には、ヘスペリジン、ナリンゲニン、ナリンギンなどがあり柑橘類特有の成分です。

ヘスペリジンは、みかんんお袋と筋に多く含まれ袋には実の50倍、筋には300倍も含まれています。

ルチンと同じく毛細血管を強化する働きがあビタミンCの働きを助けてくれます。

また、アトピー性皮膚炎や蕁麻疹などのアレルギー症状を改善する働きもあるとされています。


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2020-09-11

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