2020-08-12 (Wed)
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血圧や免疫機能を調整する
アラキドン酸は、γリノレン酸とともにビタミンFとも呼ばれ必須脂肪酸の一つです。
肉、魚、卵などの動物性脂肪にも多く含まれていますが、リノール酸を含む食品を摂るとγリノレン酸、ジ・ホモ・γリノレン酸を経て体内で合成されます。
アラキドン酸は、プロスタグランジン2系列の生体調節ホルモンの原料となります。
このホルモンはプロスタグランジン11系列に対して競合的に働き血圧や免疫系の機能を調整します。
胎児や乳児の正常な発育にも不可欠な成分です。
過剰摂取は万病を引き起こす
アラキドン酸は、身体の機能を正常に保ち健康を維持する為に重要な働きをする脂肪酸ですが、過剰に摂取するとがんやアレルギー、炎症、血栓などの引き起こします。
アラキドン酸は摂取量は、この50年の間で4倍にも増えました。
肉食が増えたこととリノール酸の過剰摂取が原因と考えられます。
日本でも肺がんや大腸がん、乳がん、前立腺がん、皮膚がんなどの欧米型のがんが急増しています。
リノール酸の摂取は控えめにしてアラキドン酸過剰にならないように気をつけましょう。
アラキドン酸を多く含む食品
豚レバー
さざえ
干しヒジキ
イセエビ
わかめ
あわび
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↻2020-08-12