2020-08-06 (Thu)
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飽和脂肪酸は動物性の食品に多く含まれる
飽和脂肪酸は、肉や乳製品に多く含まれていて、常温では固まっている脂です。
牛の脂肪ヘットや豚の脂肪ラードは常温では白く固まっていますし、肉の脂身の部分も固まっていますが、この固まっている部分に飽和脂肪酸が含まれています。
代表的な飽和脂肪酸に、肉の脂肪に多いパルミチン酸、ステアリン酸、ミリスチン酸、乳製品に多い酪酸などがあります。
また、植物由来の油脂ですがパーム油にはパルミチン酸がヤシ油にはラウリン酸が多く含まれています。
摂取し過ぎると動脈硬化を招く
食生活が欧米化になり肉類を多く食べるようになった日本人も脂質の過剰になりやすい傾向にあります。
それに伴い動脈硬化や高血圧などの生活習慣病が増えています。
飽和脂肪酸は、中性脂肪やLDLコレステロールを増やすとも言われていますので摂り過ぎると動脈硬化などの生活習慣病を招きます。
しかも、凝固温度が高いことから体内に入ると固まりやすく血液を粘らせてしまうというデメリットもあります。
飽和脂肪酸が欠乏することはまずないので過剰摂取に注意しましょう。
特に見えない油にも気を付けましょう。
目に見える油は気を使っていても見えない油は見落としてがちです。
日本人は見える油の2.5倍も見えない油を摂っていると言われています。
食品に含まれている油も意識してバランス良く食べることが大切です。
加工食品やファーストフード、スナック菓子、肉、ケーキなどが好きな人、外食が多い人は要注意です。
これらには脂質が多く飽和脂肪酸も多く含まれています。
飽和脂肪酸を減らすコツ
肉はなるべく脂身の少ない部位を選ぶようにしましょう。
赤みの肉を食べるようにすると良いかと思います。
牛肉は霜降りの肉は避けるように
全体に脂肪が広がっているので脂肪を取りのぞいて食べることが出来ないからです。
鶏肉に関しては、豚や牛に比べて脂質は少なく比較的低カロリーですが、皮を取って食べるとさらにいいかと思います。
調理法は、ゆでる、蒸す、焼くなどがおススメです。
なるべく脂肪を落として食べるようにすると飽和脂肪酸の摂取を避けることができます。
また、あコンビーフやベーコン、ソーセージなどの加工食品は、脂肪分が多いので控えるようにすると良いです。
バターやラード、生クリームも脂質が多いのでなるべく避けるようにしましょう。
パルミチン酸を多く含む食品
パーム油
豚脂
牛脂
バター
牛脂肩身ロース
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↻2020-08-06