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2020-08-04 (Tue) 13:53

脂質、脂肪酸はどんな栄養素?

脂質は身体の構成成分となりエネルギー源として重要
油には、食用油やバター、ラードなど目に見える油と穀類、野菜、豆、魚介類、肉類、卵、お菓子など目に見えない油があります。

栄養学ではこれらをまとめて脂質と言います。

脂肪酸と言う言葉は多くの人が聞いたことがあると思いますが

脂肪酸は、脂質の主な構成成分でおよそ40種類ぐらいあります。

それぞれの脂肪酸がどのような割合で含まれるかによってその油の働きや栄養価が変わってきます。

脂質と言うとあまりいいイメージを持たないかもしれませんが、ホルモンや細胞膜、血液などの構成成分として身体には不可欠な栄養素です。

エネルギとしてーは1gあたり9カロリーあるのでエネルギー源としても重要となります。

糖質やタンパク質と比べて高カロリーなので摂り過ぎてしまうと肥満の原因となってしまいます。

必要量摂取することが大事です。

飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸
脂肪酸は、炭素、水素、酸素からできていて構造の違いによって飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸に分けられます。

二重結合を含まないのが飽和脂肪酸、二重結合を含む物を不飽和脂肪酸と言います。

不飽和脂肪酸は、さらに二重結合の数によって二重結合が一個の物を一価不飽和脂肪酸、二個以上の物を多価不飽和脂肪酸と呼びます。

また、二重結合の位置によってもn-9系、n-6系、n-3系に分けることができます。

n-0系の代表はオレイン酸、n-6系の代表はリノール酸、n-3系の代表はαリノレン酸があります。

リノール酸とリノレン酸は、靭帯では合成できない必須脂肪酸になります。

体内で合成することができない必須脂肪酸は毎日適切量を摂取することが大切です。

健康オイル
健康オイルとして体脂肪になりにくいというクッキングオイルがあります。

主成分はジアシルグリセロールという天然油脂成分小腸で吸収されても血液中に入りにくく体内で燃えやすい性質を持っています。

ですので体脂肪になりにくいと言われています。

ですが、体脂肪になりにくいだけで体脂肪にならないわけではないのでたくさん摂ると太ることもあります。

また、中鎖脂肪酸を利用したクッキングオイルもあります。

中鎖脂肪酸はココナッツなどに含まれていますが、体内では燃えやすい性質を持っています。

吸収されると直接肝臓に運ばれて素早く分解されるので体脂肪になりにくいくコレステロールも上がりにくいと言われています。

肥満やコレステロールが気になる人はこれらを活用するといいかもしれませんが、必要以上に摂取することは望ましくはありません。

望ましい脂質の摂り方
脂質のエネルギー比率
全摂取エネルギーの20~25%

脂肪酸の比率
飽和脂肪酸:一価不飽和脂肪酸:多価不飽和脂肪酸=3:4:3
n-6系:n-3系=4:1

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2020-08-04

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