2020-07-27 (Mon)
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モリブデン
過剰摂取は同欠乏症を引き起こす
モリブデンは、肝臓や心臓にある酸化酵素に不可欠の成分です。
糖質や脂質の代謝を助け、鉄の利用を高めてくれるので貧血の予防に働きます。
貧血気味の人はモリブデンも摂取することがも大事です。
また、銅と相反する働きがありますので過剰に摂取してしまうと銅の排出を増やしてしまいます。
銅の欠乏症を引き起こすこともあるので注意が必要となりますが、
普通の食事で過剰に摂取することはまずないのでその心配はしなくてもいいかもしれません。
明確な欠乏症は知られていませんが、貧血、疲労、尿酸代謝障害、不妊などの可能性があると言われています。
乳製品や豆類が供給源
モリブデンは、牛乳などの乳製品、豆類、穀類など植物性食品に多く含まれています。
ですが、植物性食品のモリブデンの量はそれらが生育した土壌にどれだけモリブデンが含まれていたかによって大きく変わります。
モリブデンの働き
肝臓や腎臓にある酸化酵素に不可欠
糖質や脂質の代謝を助ける
鉄の作用を高める
銅に対抗的に働く
モリブデンを多く含む食品
脱脂粉乳
そらまめ
きな粉
小麦胚芽
牛レバー
コバルト
不足すると悪性貧血や集中力の低下、神経過敏に
1993年頃ビタミンB12にコバルトが含まれていることが発見されて必須ミネラルと認識されました。
コバルトは他のミネラルのように単独では働かずビタミンB12の補因子として存在していますが体内でビタミンB12を合成することはできません。
なのでコバルトそのものを摂取しても効果はなくビタミンB12と摂取するしかありません。
コバルトの働きの多くはビタミンB12の働きでヘモグロビンを生成し悪性の貧血を防いだり神経の働きを正常に保ったりします。
不足すると悪性貧血を引き起こし舌炎、食欲不振、消化不良、手足のしびれなどの症状もあらわれます。
また、神経の面では集中力や記憶力が低下し神経過敏になることもあります。
菜食主義は不足に注意
コバルトは、ビタミンB12を含む食品に含まれていますのでレバーや肉類、魚介類、乳製品など動物性食品です。
菜食主義の人は、ビタミンB12が不足しコバルト不足になる可能性があります。
植物性食品では、納豆やもやしに含まれています。
コバルトの主な働き
ビタミンB12の構成元素
骨髄での造血に不可欠
赤血球、血色素の生成を促す
集中力を高める
神経の働きを正常に保つ
コバルトを多く含む食品
牛レバー
うなぎきも
あさり
もやし
干しわらび
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