2020-07-20 (Mon)
10:00
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胃液や細胞外液中に存在する
塩素と言うと漂白剤や水道水の消毒を思い浮かべるかと思いますが、塩素もミネラルの一種でもあります。
塩素も私たちの体内では様々な働きをしています。
成人の体内には、約150gの塩素があると言われています。
塩素は、胃液中に塩酸として含まれていてタンパク質分解酵素のペプシン活性化させて消火を促します。
また、胃の中のpHを下げて酸性にして食べ物を殺菌します。
膵臓では、膵液の分泌を促し消化を助けてくれます。
細胞外液中にも多く存在しナトリウムやカリウムなどの他のミネラルとともに酸・塩基平衡の調整や浸透圧の調節に役立っています。
尿や汗で排出されるので過剰症の心配はない
塩素は、主に食塩や水道水から摂取できます。
食塩は、塩化ナトリウムなので塩素とナトリウムからできています。
高血圧の原因は、塩素ではなくナトリウムなので高血圧の人でも塩素を摂取しても問題はありません。
塩素は、余分に摂取しても尿や汗で体外に排出されるので過剰症の心配はないとされています。
不足すると胃液の酸度が低下して食欲不振や消化不良の原因となると言われていますが、普通に食事をしていれば不足することはないのでその心配はないかと思います。
塩素は食塩に含まれていますので不足することはほぼありません。
また、塩素の入った水を飲んでいると腸内細菌が繁殖しにくくンなるということも言われているようですが、これはヨーグルトなどを食べることで解決できます。
塩素の主な働き
タンパク質分解酵素ペプシンを活性化する
消化を促進する
胃の中のpHを下げて酸性にして食べ物を殺菌する
酸・塩基平衡の調整や浸透圧の調節に役立つ
塩素を多く含む食品
食塩
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