2020-07-19 (Sun)
14:55
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カリウムはナトリウムとのバランスが大事
カリウムは、ナトリウムとのバランスが大事です。
私たちの体内では細胞内にカリウム、細胞外にナトリウムが多く存在しています。
細胞内外の濃度差は約30倍に保たれています。
カリウムは血液中に存在していて食塩の摂取が多いと細胞外にナトリウムが増え
細胞内のカリウムとバランスをとる為に血漿量が増えます。
血漿量が増えると言うことは、血液量が増えると言うことでそれに伴い血圧も高くなります。
ですので、ナトリウムの摂取量が多い時はその分、カリウムも多く摂取する必要があります。
また、高血圧だけでなく心筋の働きが鈍り不整脈や心不全を引き起こしやすくもなります。
ナトリウムを過剰に摂取して尚且つカリウムが不足していると本来ナトリウムが存在しない心臓や筋肉の細胞内にナトリウムが増えることによって起こります。
さらに全身の筋肉にも脱力感が生まれ無気力や食欲不振、夏バテなどにもなりやすくもなります。
カリウムとナトリウムはバランスよく摂取することが大切なので
塩分であるナトリウムを多く摂取したらその分、カリウムも多く摂取するようにしましょう。
カリウムは不足しやすい栄養素と言われる
カリウムは、海藻類t、豆類、肉類、野菜、果物などの幅広い食品に含まれています。
それでもカリウムは不足しやすいミネラルと言われています。
その理由は、調理による損失が大きいからです。
例えば、煮た場合は約30%も失われてしまいます。
調理なしでそのまま食べられる果物やドライフルーツはカリウムを効率よく摂取できます。
野菜も調理なしで生で食べた方がカリウムは摂り易いと言えます。
水洗いする時はサッと洗うようにしましょう。
洗いすぎてしまうとカリウムも一緒に洗い流されてしまいます。
また、食塩の摂取量が多いとナトリウムと一緒に排出されてしまいます。
甘い物やアルコール、利尿剤の長期引用、慢性的な嘔吐や下痢、ストレスなどもカリウムを減らす原因となりますので注意が必要です。
これらに思い当たることがあれば、意識してカリウムを摂取すると良いかと思います。
カリウムの主な働き
細胞内外の体液の濃度を調節する
筋肉がエネルギーを作り出す時に不可欠
カリウムを多く含む食品
こんぶ
わかめ
ほうれん草
里芋
芽キャベツ
果物に含まれるカリウム目安量
リンゴ 1個(250g) 234㎎
イチゴ 20粒(300g) 520㎎
バナナ 1本(150g) 324㎎
桃 1個(200g) 306㎎
アボカド 1/2個(125g) 630㎎
スイカ 1切れ(400g) 288㎎
メロン 1/2個(250g) 483㎎
グレープフルーツ 1個(300g)294㎎
ネーブルオレンジ 1個(250g)293㎎
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