2020-07-18 (Sat)
13:34
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細胞内外の物質交換や神経の刺激伝達に働く
ナトリウムは塩分のことで私たちは、ナトリウムを食事から摂取しています。
摂取したナトリウムは、腎臓を通って尿と一緒に排泄されたり排泄物や皮膚からも体外に排泄されます。
ナトリウムはカリウムと一緒に細胞内外の物質交換や細胞の浸透圧、体液のpH、水分調節に働いています。
また、神経の刺激伝達の為に働いたりカリウムと拮抗して筋肉の収縮に関係し心筋の弛緩を促します。
汗を大量のかいた時は、ナトリウム不足になる可能性があるので水分と一緒に塩分も摂取すると良いです。
夏の時期は、熱中症の予防の為にも十分に摂取する必要もあります。
ナトリウムは、過剰になりやすいですが正常な機能を営む為の大切な仕事をしています。
ナトリウムの過剰摂取に注意しましょう
ナトリウムの摂取量は、塩分換算で世界基準で1日5gとなっています。
日本人の成人1人1日あたり12~15g程度と言われており、目安の摂取量を大きく上回っています。
男女別では、男性の方が高く地域別では東北地方で高い数字がみられます。
和食は、しょうゆ、みそなどを使うので塩分を摂り易いと言えるので注意が必要です。
ポテトチップスなどにも多く含まれているのでよく食べる人は注意が必要です。
慢性的な過剰摂取は高血圧や動脈硬化の原因に
ナトリウムは、過剰摂取が問題となっていますので通常の食事をしていれば欠乏性はほぼありません。
欠乏性としては、下痢や嘔吐、発汗、腎機能の低下などの症状が出てきますのでこれらの症状が出た時は注意が必要かもしれません。
ナトリウムは、過剰に摂取しても尿などと一緒に排泄されて、摂取量が少ないと排泄量が抑えられる仕組みになっているので過剰症の心配もありません。
ですが、慢性的に過剰になっていると高血圧、胃潰瘍、動脈硬化などを招くことになるので注意しましょう。
また、ナトリウムの摂り過ぎは胃がんを促進してしまうとも考えられています。
ナトリウムの働き
血圧や細胞間液などの濃度を調節する
カルシウムやタンパク質を血液に溶けやすくする
食塩を多く含む食品
インスタント食品
干しうどん
塩いわし
梅干し
さきいか
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