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2020-07-13 (Mon) 13:35

イノシトール、ルチン

イノシトール

動脈硬化を予防する働きがある
イノシトールは、別名ミオイノシトールとも言います。

ミオとは筋肉のことで、イノシトールは筋肉内に多く含まれている成分となります。

イノシトールは、抗脂肪肝ビタミンと言われていて脂肪の流れをスムーズにして肝臓に脂肪が溜まらないようにする働きを持っています。

アルコールをよく飲む人は、脂肪肝になりやすいので毎日アルコールを飲む人は、意識して摂取すると良いと思います。

また、コレステロールの流れもよくして動脈硬化を予防することも期待ができます。

脳細胞や神経を正常に維持
イノシトールは、細胞膜を構成するリン脂質の大切な成分でもあります。

脂質の多い脳細胞や神経を正常に保つ上で欠かすことのできない成分でもあります。

また、健康な髪の毛を維持し抜け毛の防止、湿疹を防いだりもします。

イノシトールはグルコースから体内で合成されますが、それでは十分とは言えませんので食事から補うことが大切と言えます。

イノシトールは、柑橘類や豆類、小麦胚芽、牛乳から摂取することができます。

水溶性なので過剰症の心配ないと考えられます。

イノシトールを多く含む食品
オレンジ
スイカ
メロン
グレープフルーツ


ルチン

出血性疾患や心臓疾患、高血圧に有効
ルチンはフラボノイド化合物の一種でビタミンPの仲間になります。

ルチンには毛細血管を強くする働きがあるので出血疾患に効果があります。

脳出血や歯茎からの出血などの出血性疾患の予防に役立つと考えられます。

ルチンはビタミンCの吸収を促しますので一緒に摂ると良いです。

また、弾力がなくなり、疲れやすくなった血管を元の弾力のある血管に変える働きがあります。

血液の流れを良くするので血圧降下作用もあり心臓疾患や高血圧など血液循環にかかわる疾患に有効と考えられます。

糖尿病や老人性痴呆症にも期待
ルチンは膵臓に作用し障害をもたらす物質の働きを弱めて、インスリンの分泌を促すと考えられ糖尿病の予防が期待できます。

脳細胞の酸化を防ぎ活性化する為、老人性痴呆症にも良いと思われます。

ルチンは、そばに多く含まれています。

水溶性の為、そば湯にルチンが溶け出してしまいますので効率よく摂取するにはそば湯も一緒に飲むようにしましょう。


ルチンを多く含む食品
そば
トマト



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