Top Page › 健康・栄養・食事 › 栄養・食事 › ビタミンP(フラボノイド化合物)、ビタミンQ(コエンザイムQ)
2020-07-12 (Sun) 09:38

ビタミンP(フラボノイド化合物)、ビタミンQ(コエンザイムQ)

ビタミンP(フラボノイド化合物)

ビタミンCを補強して毛細血管を丈夫にする
毛細血管が弱いと歯茎から血が出やすくなったり何かにぶつかってもすぐに青あざができてしまいます。

ビタミンPには、毛細血管浸透性因子と呼ばれるように結合組織のタンパク質であるコラーゲンを作るビタミンCの作用を補強して毛細血管を強く丈夫にする働きがあります。

毛細血管は、身体の各細胞と栄養や酸素のやりとりをしているところです。

ある程度の浸透性は必要ですが、浸透性が強すぎると血液中のタンパク質が染み出したり出血や細菌侵入も容易になります。

ビタミンPは、この浸透性が良くなり過ぎるのを抑える働きがあります。

出血の病気や高血圧の予防にも
ビタミンPのその他の役割として毛細血管を収縮したり、血圧を下げたりする作用があります。

なので脳出血などの出血性の病気や高血圧の予防もできるのではないかと期待されているようです。

また、更年期によくみられるほてりをしずめる作用もあると言われています。

過剰症の心配はないとされています。

ビタミンPは、ビタミンCの吸収を促進しビタミンCの酸化をされるのを防いでくれます。

一緒に摂取するとより良いです。

ビタミンPは、ミカン、レモン、グレープフルーツ、オレンジなどの柑橘類に多く含まれています。

これらにはビタミンCも豊富に含まれています。

ビタミンPは特に皮の部分に多く含まれていますので皮ごと一緒に食べると効果的に摂取できます。

その他にもあんずやそば粉、ブラックベリー、さくらんぼなどにも多く含まれています。



ビタミンQ(コエンザイムQ)

糖質や脂質の代謝を促進
ビタミンQは、補酵素とも呼ばれています。

栄養素からエネルギーを作り出すのに必要な物質です。

糖質、脂質、タンパク質に含まれている水素は、ミトコンドリアに存在する電子伝達系に運ばれていき、酸素を使って水になります。

この際にエネルギーが生産されます。

また、抗酸化作用もあり細胞膜の酸化を防ぎ酸素の利用率を高めてくれます。

さらに精子の働きを活発にしたり免疫細胞や白血球の作用も高めます。

虚血性心疾患や脳出血、糖尿病の治療に使用
ビタミンQは体内でも合成されますが、40歳を過ぎると合成機能が低下して不足状態になることがあります。

不足すると代謝がスムーズにできなくなり抵抗力や免疫機能が落ちて新Zプが弱まるといった症状も出ます。

ビタミンQが不足すると歯周病を起こすのも酸素の利用率が低下して歯茎に酸素が不足するからです。

その他にもビタミンQが不足すると、疲れやすくなる、頭痛、肩こり、冷え性、月経不順、足のむくみなどが起こります。

ビタミンQを多く含む食品
レバー
かつお
まぐろ


関連記事

スポンサーリンク

2020-08-25

Comments







非公開コメント