2020-07-05 (Sun)
16:28
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毛髪を健康にしてがん予防にもいいのかも
ビオチンは皮膚炎を予防することから発見されました。
三大栄養素である糖質、脂質、タンパク質の代謝を助けてくれます。
また、DNAの成分となる核酸の合成にも関わっています。
ビオチンが不足すると髪の毛が抜けやすくなり早く白髪になる傾向が見られたり湿疹や脂漏性皮膚もあらわれてきます。
そして、疲労感や憂鬱、脱力感に陥ったりすることもあります。
ビオチンの過剰症の報告はありませんので抜け毛や白髪がきになり出したら意識的に摂取すると良いかもしれません。
生卵は注意が必要、ビオチンを上手に摂取するには加熱すると良い
ビオチンは、多くの食品に含まれています。
普通に食事をしていれば、まず不足することはないかと思います。
ですが、気を付けたいことがあり生卵を食べることです。
生卵の卵白には、アビジンと言うタンパク質が含まれています。
アビジンが胃の中でビオチンと結びつくと腸からの吸収を阻害してしまいます。
生卵を毎日10個ずつ食べ続けると皮膚炎、舌炎、倦怠感、幻覚、筋肉痛、疲労感が起こると言われています。
普通10個も食べないかと思いますので普通に食べている分には問題はありません。
アビジンは、加熱するとビオチンと結合しなくなります。
生卵が悪いわけではないですが、ビオチンの摂取を考えるのであれば、加熱調理をしてからの方が効率よく摂取できます。
目玉焼きや卵焼き、茹で卵などにした方がビオチンは効率よく補えます。
また、納豆にもビオチンが含まれています。
納豆と生卵を一緒に食べる人は多いかと思いますが、これはあまり良くない食べ合わせになります。
納豆に含まれるビオチンが生卵に含まれるアビジンによって吸収が阻害されてしまうからです。
ビオチンのことを考えるならこの場合も加熱して食べると良いかと思います。
ビオチンとビタミンH
ビオチンはもともと1926年に皮膚や脱毛の症状を防ぐ因子としてドイツで発見されました。
ドイツ語で皮膚の頭文字を取ってビタミンHと名付けられました。
そして、1939年ドイツで酵母の成長因子として発見されたビオスと言う物質がビオスa,、ビオスbの二つに分離され、ビオスbがビオチンと名付けられました。
1940年にビタミンHとビオチンが同じ物資であることが分かり化学名がビオチンとなりました。
ビタミンHとは呼ばなくなりました。
ビオチンを多く含む食品
鶏レバー
牛レバー
豚レバー
いわし
ピーナッツ
など
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